文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
解説1
例文
1、As long as he's here, I'll have more work to do. 「彼がここにいる限り、私の仕事が増えるだろう」
2、I am happy as long as you are happy. 「あなたが幸せである限り(さえすれば)私は幸せです」
as long as ~ 「~する限り」という意味で、接続詞です。つまり、副詞節になります。まずは訳を覚えましょう。1つ目の例文は、whileと置き換えても大丈夫です。during the whole time that ということ。時間の限度の意味になりますね。
2つ目の例文はonly if (provided)と置き換えても大丈夫です。as long asではなく、so long as になることもあります。条件の意味になるのですね。
解説2
3、I was kept waiting for as long as two hours. 「私は2時間も待たされた」
as long as ~ 「~の間、~もの(長い間)」という意味で、前置詞になることもある。longが強調されているのですね。この場合、前に期間の意味で用いることを明示するために for が置かれることがある。
解説3
ここで問題に問われるもう1つのポイントは、as far as との識別です。as far as は as long asと同じく、「~する限り」と和訳されるからです。ではas far as を見ていきましょう。
1、This is the best method as(so) far as I know. 「私の知る範囲ではこれが最良の方法です。」
2、Go along this road as far as the post office. and then turn left. 「この道路を郵便局のところまで行ってそれから左へ曲がりなさい」
as far as は「程度、範囲の限度」のときに使われます。考え、記憶、知識、意見、視野、などが具体例です。また最初のasはsoに置き換えできます。as long asと違い、whileやif onlyに置き換えはできないことが識別のポイントです。
2つ目の例文は、「~まで」という意味で、前置詞になります。(=to / until / till)。否定文の場合のみ最初のasをsoに出来ます。
解説4
☆慣用表現
○as far asの後ろの単語が
I know 「私の知る限りでは」
S can 「Sの出来る限り」
the eye can see 「見渡す限り、目の届く限りでは」
I (can) remember 「私の覚えている限りでは」
I (can) see 「私のわかる限りでは」
S is concerned = S goes 「~に関する限り」
○as long asの後ろの単語が
you like 「好きなだけ」
possible 「できるだけ」
こちらの慣用表現を覚えれば、as long asとの識別は楽になります。
プラス
go as far as to 「~までもしてしまう / ついに~まで手を出す」
He has gone as far as to commit a crime. 「彼は罪を犯すまでになってしまった」
覚えるポイント
1、as long as の表現を覚える。
→覚えるだけで取れる問題がある。
2、as long asとas far asの識別
→ whileとif only で置き換えてみる。
3、慣用表現を覚える
→表現を覚えるとas long asとas far asの識別が楽になる