【ワンポイント英文法】関係代名詞の5つの説明の仕方

文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。

 

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 関係詞の考え方の入門です。正しいかとかネイティブの考え方かとかは置いといて、まずは、こんなもんなんだと苦手を克服することが大事です。そこからレベルアップすればいいのです。

解説1

 I have a friend. He lives in Kyoto.

 「私は友人がいる」「彼は京都に住んでいる」

 

  関係代名詞を使うと2つの文を合体することができます。まず、2つ文章の同じものを探します。すると「a friend」と「He」だとわかります。つなぐ時は、ここが人だとwhoを使います。人以外だとwhichを使います。ここでは人なのでwhoを使いましょう。

 

 I have a friend who lives in Kyoto.

 「私は京都に住んでる友人がいる」

 

  次に、Heをwhoに変えて、a friendの後ろに合体させます。これで2つの文が1つになりました。このとき、a friendを先行詞といいます。

 

解説2

  I have a friend. He lives in Kyoto.

 「私は友人がいる」「彼は京都に住んでいる」

 

   この2つの文を接続詞のandを使って1文にします。すると

 

  I have a friend and he lives in Kyoto. 

 

  になります。そして、「京都に住んでいる友人」というときは、and he をwhoに置き換えますこのwhoを関係代名詞といいます

 

  I have a friend who lives in Kyoto.

 

 このa friend who lives in Kyotoの部分に注目しましょう。who以下の分はa friendを修飾(説明)する構造になっています。このとき修飾される名詞を先行詞といいます

 

解説3

 I have a friend. 「私は友人がいる」

 

 「私は友人がいる」という意味ですが、この「友人」を詳しく文章で説明したいとします。そのときに詳しく説明したい対象が人の場合who、人以外の場合はwhichを後ろに置きます。

 

 I have a friend who 

 

 次に「京都に住んでる」と説明したいとしましょう。これを英語で言うと「live in Kyoto」なので後ろにつけましょう。

 

 I have a friend who live in Kyoto.

 

 京都に住んでいるのは、彼なので、もともと主語はa friendなので「lives」にするのを忘れないようにしましょう。

 

 I have a friend who lives in Kyoto.

 

 このとき説明されている対象を先行詞といいます。

 

解説4

 「少年」という「名詞」がありますね。これに単語を足してこの本の説明をしてみましょう。たとえば、「かっこいい本」「かわいい本」という風に説明できますね。このように名詞を説明する語を「形容詞」といいます。

 

ここで出てきたのは1語ですが、この部分は文章で説明できると思いませんか?たとえば

 

  本を書いた「少年」

 

このように<本書いた>という風に「文章」で説明できますね。これを英語で言うとどうなるのでしょうか。英語をそのまま日本語にすると

 

  wrote the book the boy

 

 ですが、英語はこれでは意味が通りません。英語は基本的に2語以上で説明するときは後ろに置かれます。そのため、

 

  the boy wrote the book 

 

 になりそうですが、これも違います。これでは、「少年は本を書きました」か「本を書いた少年」か区別できません。そのため後者だとわかりやすくするために、ここからが説明部分だとわかりやすくするために、説明対象が人の場合はwho、人以外の場合はwhichを置きます。

 

 the boy who wrote the book

 

 the boyは人なのでwhoを後ろに置きましょう。これで「本を書いた少年」と表現できます。また、説明される対象のことを先行詞といいます。

 

説明5

 私はあの少年を知っています → 私が知っているあの少年

 

 左の例文を右の例文にするのが関係代名詞です。

 

 もう少し詳しくいうと、左は文章ですが、右は名詞のカタマリになっています。左は、助詞の「は」をつけることができませんが、右は、「は」が付きますね。それは、助詞の「は」には基本的に名詞がつくからです。左は文章なので「は」は付きません。しかし、右は名詞のカタマリなので付きます。

 

 このように変化させるときに使うのが関係代名詞です。ではこれを英語にしてみましょう。

 

    私はあの少年を知っています → I know the boy

 

 私が知っているあの少年 → The boy (who / that) I know

 

 日本語では、「あの少年」の位置が変わっていますね。ですので、英語でも換わると考えるのが普通です。日本語では一番後ろに持ってきますが、英語では一番前に持っていきます。

 

 そのときに、もともと目的語の位置にあった単語を動かすときは、

 動かした単語の後ろは、何も置かないか、thatか、人ならwho、人以外ならwhichを置くかの4タイプあります。今回は、the boyが人なので、whoか、thatか、何も置かないかの3パターンOKです。

 

 その友だちは上手に歌う → 上手に歌うその友だち

 

 次は、この文を英語で上記でやったようにしてみましょう。

 

 その友だちは上手に歌う → The friend sings well

 

 上手に歌うその友だち → The friend (who / that) sings well

 

 今回の文は「その友だち」の部分が換わっていますね。でも英語では位置が変わらないのがわかりますか?ですので、何も置かないと「その友だちは上手に歌う」と「上手に歌うその友だち」との判別ができないので必ず置きます。thatか、whoか、whichです。

 

 もともと主語だった部分を動かすときにはこのようにします上の2つで動かした単語を先行詞といいます

 

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 説明がわかったら、この記事で句と節の感覚を日本語を学ぼう。