文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
解説1
helpには語法がたくさんあるので、問われやすいのです。整理していきましょう。
ex. Can I help you? 「いらっしゃいませ」
まずは、普通にSVOが取れます。ちなみに例文はお店で使うフレーズです。
解説2
ex. Music helps (to) relax me. 「音楽はリラックスするのに役立つ」
次は、「help (to) V」の形です。「~するのを手伝う、役立つ(=work)」という意味です。to不定詞の部分は省略できます。そのため、動詞+動詞の語順になりますので違和感を感じると思います。ですので、慣れておきましょう。
解説3
ex. I helped my father (to) water the crops. 「父が作物に水をやるのを手伝った」
次は、「help O (to) V」の形です。「OがVするのを手伝う、助ける」という意味です。to不定詞の部分は省略できます。解説2を同じですね。人が「世間一般の人々」の場合、Oが省略されて、解説2の形になる。
解説4 応用
ex. My father was helped to water the crops by me.
この文は解説3を受動態にしたものです。このときは、to Vにして、to不定詞は省略できないことに注意しましょう。
解説5
ex. I helped him with his homework. 「私は彼の宿題を手伝った」
次は、「help 人 with モノ」の形です。「人のモノを助ける、手伝う」という意味。「手伝う」という意味では、「help モノ」という形は取らないので、上の文はhelp his homeworkとはしないことに注意しましょう。
解説6
ex. I can't help it. 「仕方がない」
= It can't be helped.
= Can't be helped.
モノが目的語の場合は「~を避ける」という意味になります。上の例文は「私はそれを避けることができない」→「仕方がない」ということです。この場合は、canを伴います。また、itが省略された形もよく使います。
解説7
頻出表現
cannot help Ving
= cannot but 原形
= cannot help but 原形
= have no (choice / alternative / opinion) but to 原形
「~せざるを得ない(~せずにはいられない)」という表現を覚えましょう。1つ目のhelpと2つ目のbutが合わさった形が3つ目になります。
覚えるポイント
1、語法の形を覚える
2、訳の違いを覚える
3、頻出表現を覚える
→「~せざるを得ない」の3つ