文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
- 解説1
- 解説2 Cの決め方
- 解説3 図
- 解説4 make
- 解説5 make 発展
- 解説6 make 応用
- 解説7 let
- 解説8 let 発展
- 解説9 have
- 解説10 get
- 解説11 イディオム
- 覚えるポイント
解説1
使役動詞は第5文型になります。SVOCです。Cの部分は原形か過去分詞が基本的に来ます。
解説2 Cの決め方
ex. My mother made me eat an apple 「母が私にリンゴを食べさせた」
I couldn't make myself understood in English 「英語で意思を伝えることができなかった」
Cの決め方です。原形が来るのか過去分詞が来るのかの決め方です。OとCの関係が能動の場合は原形にします。受動の関係の場合はVpp(過去分詞)にします。
上の文の場合、「me(私)」が「eat(食べる)」のだから能動関係で原形にする。下の文は「myself(私自身)」は「understood(理解される)」ので受動関係でVpp
解説3 図
使役動詞とは「人に何かをしてもらう(させる)」というときに使う動詞のことです。make、have、get、letの4種類あります。
解説4 make
ex. My mother made me go to a cram school. 「母は私に(無理矢理)塾に行かせた」
makeは「強制的」に変化させるときに使います。「~させる」と訳す。makeは「(変化させることで)何かを作る」が基本のイメージで、「ある動作を行っていない状態」から「ある動作を行っている状態」に変化させるという意味です。
上の文は、「私」が塾に「行く」ので能動の関係。Cは原形にしましょう。
また、makeがCにVppがくるのはイディオムくらいしかありません。
解説5 make 発展
force / compel / oblige O to V
makeは上の3つと置き換えができます。その場合はCが原形ではなく、to Vになります。
解説6 make 応用
ex. I was made to clean up my room by my mother.「私は母によって自分の部屋を掃除させられた」
受動態にするときは、原形の部分がto Vになります。もし、toがないと動詞、動詞の語順になり不自然に感じるからです。
解説7 let
ex.My mother let me go to a cram school 「母は私が塾に行くことを許してくれた」
letは相手がしたことをさせてあげる「許可」を出すときに使います。「~させてやる/許可する」と訳す。
上の文では、「私」が塾に「行く」ので能動の関係です。なので、Cは原形になります。
解説8 let 発展
allow O to V
letはallowと置き換えが可能です。letに受動態の形はないので、「be allowed to」にします。
ex.I was allowed to drive my father's car. 「私は父の車を運転することを許可されていた」
解説9 have
ex,I had him cut my hair 「彼に髪を切ってもらった」
I had my hair cut at a famous beauty salon. 「私は有名な美容室で髪を切ってもらった」
haveは義務や立場上で当然のことをするのが当たり前のことに対して使います。例えば、お金に対する対価として何かをやってもらう時や、上司から部下への職務依頼などがあります。あるいは、好意でやってもらいときにも使ったりします。「させる/してもらう」と訳す。
上の例文では「彼」が「切る」ので能動の関係で原形になっています。下は「私の髪」は「切られる」ので受動の関係でVppになっています。cutは現在形、過去形、過去分詞の形が変わりません。
解説10 get
ex. I got him to repair my car. 「彼に車を修理してもらった」
I need to get my car repaired immediately.「私は直ちに車を修理してもらう必要がある」
getはhaveと近い意味ですが、こちらからお願い、説得をしてさせるニュアンスが強いです。また、getはhaveより話し言葉で使われやすいです。
Cの形は、能動のときは「get O to V」になるので注意しましょう。受動のときは変わらず、Vppです。
上の文では、「彼」が「修理する」ので能動の関係で、to doになっています。下は、「車」は「修理される」ので受動の関係でVppになっています。役はhaveと同じです。
解説11 イディオム
1、make oneself understood 「話が通じる/自分の意思を通じさせる」
2、make oneself heard 「声が通じる」
3、make O known 「Oを知らせる」
覚えるポイント
1、Cの決め方を覚える
2、それぞれの意味の違いを覚える
3、注意するポイントを覚えよう
4、置き換えを覚える
5、イディオムを覚える