文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
今日は第5文型の考え方をやりましょう
解説1
第5文型とは、簡単に言うなら2つのSVが合体した文を表現する方法のことです。
解説2
ex. 私は犬が走っているのを見た
この文をよく見ると、2つの文が合体しているのが見えませんか?
→ 私は見た / 犬が走っている
この2つのSVが合体しているのです。これを英語でどう表現するかというのが第5文型なのです。ではこれをそのまま英語にてみましょう。
→ I saw / a dog was running.
こうなりますね。その後、be動詞を取ってしまいます。実は、be動詞はなくてもいい動詞なんです。だから、会話では短縮形を使ったりするんです。「I'm」や「He's」とか。
→ I saw a dog running.
これで第5文型が完成します。
解説3
ex. 私は自分の名前が呼ばれるのを聞いた
次はこの文章も同じように英語にしてみましょう。
→ 私は聞いた / 自分の名前が呼ばれる
この2つのSVが合体しているのですね。ではこれをそのまま英語にしてみましょう。
→ I heard / my name was called.
受動態なのに注意しましょう。それでbe動詞を取ると
→ I heard my name called.
これで完成なのです。慣れましたか?
解説4
ex. 私たちは彼をジョンと名づけた
次はこれを同じように英語にしていきましょう。しかし、SVが見えにくいですね。
→ 私たちは名づけた / 彼がジョン(彼=ジョン)
この2つが合体していました。「彼をジョン」ということは「彼がジョン」ということで、「彼=ジョン」ということです。では、これをそのまま英語にしてみましょう。
→ We named / he is John
イコールはbe動詞を使います。それでbe動詞を取ると、
→ We named he John → I found him John.
これで完成にしたいところですが、不自然なところがありますね。これは英語のルールです。人称代名詞は位置によって形を変えるというルールです。だから、「動詞」の後ろは「目的語」。つまり、「he」を「him」にするのです。これで完成です。
解説5
ex. 私は彼がその通りを渡るのを見た
次はこの文を英語にしましょう。もうできますね。
→ 私は見た / 彼がその通りを渡る
この2つのSVが合体している。これをそのまま英語にすると
→ I saw / he cross the street. → I saw him cross the street.
これはbe動詞がないので省略するものがありません。「he」を「him」に変換しておしまいです。
解説6
ex. 私は彼女に(私を)手伝ってくれるように頼みました
最後はこの文です。英語にしていきましょう。
→ 私は頼んだ / 彼女に(が)(私を)手伝う
手伝うのは誰かというと彼女なので、「彼女が私を手伝う」にする。また、手伝うのはいつのとこでしょう?そう、未来のことですね。そのため、「will」をつけましょう。では、そのまま英語にしてみましょう
→ I asked / she will help me.
まず、「she」を「her」にしましょう。そして、「will」は「to」に変換してください。「to」は「→」のような矢印の意味です。go to schoolと言ったら、go → school ということですよね。これは場所ですが、時間的に向かえば「未来」のことです。
→ I asked her to help me.
これで完成です。
解説7
Cの部分には様々な種類がありますね。それはVの部分によって何になるかは決まります。そのため、動詞の語法は逐一覚えていきましょう。
覚えるポイント
1、SVOCの作り方