【ワンポイント英文法】強調

文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。

 

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 今日は手薄になりがちな強調をやりましょう。

 

解説1 動詞の強調

 ex. that did clear my head! 「確かにこれは頭がスッキリします!」

 

 まずは、動詞の強調です。動詞を強調する場合は、動詞の直前にdo、does、didを置きます。動詞の形によって変わります。このとき、強調される動詞は原形にします。

 

 例文は、もともとclearedでした。しかし、clearedを強調するために、didに置きました。clearedは過去形なのでdidを置くのです。このとき、clearに戻します。

 

解説2 名詞の強調

 ex. This is the book. → This is the very book I've ever read. 「これは私が今まで読んだ中で最良の本です」

 

 名詞の前にthe veryを置くと「まさにその~」という意味で強調されます。「まさにその本」→ 「最良の本」

 

解説3 抽象名詞の強調

 ex. We became all attention. 「私たちは全身を耳にして話に耳を傾けた」

 

 補語をして抽象名詞の前にallを置くと「全く~そのものといった状態で」という意味。

 

解説4 不可算名詞の強調

 ex. with all speed. 「全速力で」

 

 不可算名詞の前にallを置くと「最大限の」という意味。

 

解説5 名詞

 ex. He has no doubt whatever that she is innocent. 「彼は彼女が潔白であることに何の疑いも抱いていません」

 

 ex. Is there any chance whatever of his survival? 「彼が生き残る見込みは少しでもありますか?」

 

 no 名詞 whateverか any 名詞 whateverで名詞の強調をすることができる。「少しも~もない」というニュアンス。

 

解説6 疑問詞

 ex.Why in the world did you go? 「一体なぜ行ったの?」

 

 疑問詞の強調はwhの後ろにon earth、in the world、the hell、the heck、everを置く。「一体~」というニュアンス

 

解説7 否定語

 ex. I never in the world would have believed that. 「私だったら決してあんなことは信じなかっただろうね」

 

 否定語の後にin the world、on earthを置く。「少しも~ない」

 

 ex. I' m not tired at all. 「私はぜんぜん疲れていません」

 

 not ~ at all、in te least、what(so)ever 、by any means 、for all the worldも否定語を強調することができる

 

解説8 比較級

 ex. He is much smarter than I am. 「彼は私よりずっと賢い」

 

  much / far / a lot / a great deal やeven / still / yet などを使う。詳しくは→比較級の強調

 

解説9 最上級

 ex. She is far the smartest in this class. 「彼女はこのクラスの中でずば抜けて頭がよい」

 

  much / far / by far などを使います。

 

解説10 最上級、all、every

 ex. This is the best chance poossible 「これは起こりうる最も良い機会だ」

  

  possible / imaginable / conceivableを使うことで強調することができる。名詞の後ろに置くこともできる

 

解説11 再帰代名詞

 ex. She is happiness itself. 「彼女は幸せそのものだ」

 

 再帰代名詞を置くことで名詞や目的語を強調することができる

 

解説12 繰り返し

 ex.He ran and ran toward the goal. 「彼はゴールに向かってひたすら走った」

 

 繰り返すことによっても強調ができます。

 

解説13 語句

 ex. I just don't like oranges. 「私はどうしてもオレンジが好きになれない」

 

 just、really、simplyを漬かって否定を強調することができる。そのときは、否定文に使われていて、「助動詞+not」が先行する。

 

解説14 not

 ex. I will not be in class tomorrow. 「あしたは授業にでないよ」

 

 強調したいときは、notを短縮しない

 

覚えるポイント

 1、それぞれ使われる単語を覚える

 

 2、どこに使うかを覚える