文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
解説1 To不定詞
To不定詞も動名詞も「~すること」と訳されますが、動詞によっては、目的語がTo不定詞か動名詞の片方しか取れないものがあります。これらは覚えましょう。
admit 「~したと認める」
avoid(=help)「~するのを避ける」
consider 「~するのを考慮する」
delay 「~するのを遅らせる」
deny 「~していないと否定する」
enjoy 「~することを楽しむ」
escape 「~するのを逃れる」
excuse 「~するのを許す」
finish 「~し終える」
imagine 「~することを想像する」
mind 「~するの嫌がる」
miss 「~しそこなう」
practice 「~することを練習する」
postpone 「~するのを延期する」
quit 「~するのをやめる」
put off 「~するのを延期する」
stop 「~するのをやめる」
give up 「~するのをやめる」
suggest 「~することを提案する」
resist 「~することに抵抗する」
recommend 「~することを勧める」mention 「~について言う」
keep on 「~を続ける」
stand 「~を我慢する」
appreciate 「~を感謝する」
これらの動詞の後ろは動名詞が来ます。「実際に行われたこと」「すでにしたこと」「すでにしていること」「普段のこと」など過去志向に特徴があるものが多いです。
解説2 動名詞
次は、動詞の後ろが動名詞しか取らないものです。
afford 「~する余裕がある」
attempt 「~しようと試みる」
agree 「~しることに同意する」
hope 「~するのを希望する」
aim 「~しようとする」
arrange 「~するように手配する」
care 「~したいと思う」
choose 「~する方に決める」
decide 「~することに決める」
demand「~することを要求する」
expect 人 to V 「~するものと期待する」fail 「~しない、できない」
hesitate 「~するのをためらう」
prepare 「~することを準備する」
learn 「~できるようになる」
manage 「~できるようになる」
mean 「~するつもりだ」
plan 「~する計画だ」
pretend 「~のふりをする」
promise 「~するのと約束する」
refuse 「~するのを拒否する」
resolve 「~する決心をする」
seek 「~しようおと努める」
offer 「~しようと申し出る」
want 「~したいと思う」
wish 「~したいと思う」
desire 「~したいと強く望む」
tend「~する傾向がある」
これらの動詞は「実際に行われていないこと」「これからすること」など未来志向に特徴があるものが多いです。
解説3 違う意味になる
これらの動詞は、to不定詞も動名詞も両方目的語に取ることができます。しかし、意味が違ってきます。そのため、どちらを入れるのかの問題がよく出ます。
基本的には、未来のことは「To V」、過去のことは「Ving」を選ぶと覚えておきましょう。副詞の部分にヒントがあることが多いです。
stop to Vの toは副詞的用法です。また、need、wantのVingは、受動の意味になるのに注意しましょう。
覚えるポイント
1、to不定詞を取る動詞を覚える
2、動名詞を取る動詞を覚える
3、意味が変わる動詞を覚える
4、to VかVingかの選べるようにする
実際に出たポイント
1、toかVingかで意味が変わる動詞の後ろが空欄になっており、文脈から選ぶ問題
2、正誤で、Vingのところがto doになっている