文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
解説1
ex. There is a cat on the desk. 「机の上にネコがいる」
「There is / are」で「~がいます」「~があります」という意味になる。「~」の部分が単数なら「is」、複数なら「are」にする。つまり、「~」の部分が主語になる。主語の後ろには基本的に、場所がくる。
解説2
ex. There is Tom in the room (×) → Tom is in the room(○)
「~」の部分には初めて話にあがる不特定のものが入るので注意。人の名前やtheやmyなどが付く単語は入れない。特定されたものは上のように表現する。
むかしむかしあるところに~がいた。のような文では、there is構文が使われる。それは、初登場する単語(不特定)が来るからです。
解説3 過去形
ex.There was a cat on the desk 「机の上にねこがいました」
There were two cats on the desk 「机の上に2匹のねこがいました」
過去形にするには、be動詞の部分を過去形に変えるだけでよい。
解説4 否定文と疑問文とその答え方
ex.There is not a cat on the desk 「机の上にねこがいません」
Is there a cat on the desk? 「机の上にねこがいますか?」
→Yes , there is / No, there is not 「はい、います/いいえ、いません」
基本的にbe動詞と同じと考える。否定文のときは、be動詞の後ろに「not」を置く。疑問文のときはbe動詞を前にもっていく。答えるときは、上のように表現する。
解説5 情報構造
ex. 1、A book is on the desk. ← ダメ
2、There is a book on the desk. 「本が机の上にあります」
1の文は不自然です。それは、文の構造は、旧情報→新情報に流れるからです。冠詞の「a」は、新情報のサインなので、一番前に来ているのが不自然なのです。この不自然さを解消するのがThere is構文です。Thereを置くことで、新情報を先頭に持ってくるのを避けるのです。そして、thereはこれから新情報が来るというサインで使います。そのため、thereにはとくに意味はありません。
覚えるポイント
1、「~がある」を英語で言うと?
2、1の文の否定形、疑問形、その答え方は?
3、「~」の部分に来る単語の特徴は?
実際に出たポイント
1、後ろの主語によって、be動詞の部分を単数にするか複数にするか