【ワンポイント英文法】be to構文

文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。

 

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解説1 意味

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 be toは助動詞扱いをして、様々な意味になる。たくさんの意味があるが結局は1つのイメージで理解することができる。

 

 be動詞の「状態」、そして、to「~へ向かう」、do「する」で「~することへ向かう」。つまり、「これから~する状態に向かっている」、「これから~することになっている」というのが核となるイメージです。

 

 また、自分の意志でなく、第3者の意志が働いていて、客観的な表現というのがポイントになります。

 

解説2 予定

 ex. The next meeting is to take place in London. 「次の会合はロンドンで開催される予定です」

 

 核となるイメージからすぐに想像がつく意味が「予定」です。「次の会合がロンドンで開催されることになっている」のですね。だから予定の意味になります。自分の意志ではなく、第3者の意志で予定が決定している場合に使います。(=be scheduled to do)

 

解説3 運命

 ex. He was never to see her again. 「彼は彼女と二度と会うことにはならなかった」

 

 「~することになっている」は、文脈から運命的なニュアンスが生まれます。また、過去形を使い、neverと一緒に用いられることが多い。

 

解説4 義務・命令

 ex. You are not to leave this building. 「この建物を出てはいけないことになっています」

 

 話し手としては客観的にすることになっているので「義務」の意味になるが、聞き手からすれば、「命令」されているように聞こえる。(=should、must、be supposed to do)

 

解説5 可能

  ex. Not a sound was to be heard. 「物音ひとつ聞こえなかった」

 

 「自分の意志と関係なく、聞こえることになっていない」ということ。普通は、否定文で使われ、「to be Vpp」の形になる。(= can)

 

解説6 意図

  ex. If you are to pass the exam, you should study harder. 「もしその試験に受かりたいなら、もっと一生懸命勉強すべきだ」

 

 「もし試験に受かることに向かっているならば」で本人の意図というニュアンスになる。ほとんどは条件文で使う。主観を抜いた表現で、相手が実際にそう思っているかどうかは考慮に入れません。

 

解説7 助動詞

 1、法助動詞 can、may、must、will、shallなど

 

 2、第一助動詞 be、have、do

 

 3、擬似助動詞 have to、be goingなど

 

 「法」というのは、英語で「mood」と言い、「事柄についての話し手の捉え方を表す動詞の形」のことです。つまり、話し手の気持ちや判断を加える助動詞のことを法助動詞といいます。

 

 また、助動詞自体が特に意味を持たないが機能的な変化を与えるものを第一助動詞といいます。進行形にする解きのbe動詞や、疑問文や否定文にすると出てくるdoなどのことです。

 

覚えるポイント

 1、意味を覚える

 

 2、それぞれの特徴を覚える