文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
解説1 仮定法とは
仮定法とは、事実ではないことを表現するものです。助動詞の過去形を用いることで、現実からの離れていることを表現しています。仮定法のサインは助動詞の過去形なのです。
解説2 仮定法過去
現在のことについて話すときは、仮定法過去を使います。これは過去形を使うからです。現在のことなのに過去形を使うのに注意しましょう。また、過去のことについて話すときは、仮定法過去完了を使います。
If S1 V1 , S2 助動詞の過去形 V2(原形)
「もしS1がV1なら、S2はV2なのに」
形と訳はこのようになります。V1がbe動詞のときは、wasでもいいが、普通は、wereになる
If I were a bird, I would fly to you. 「もし私が鳥だったら、あなたのもとへと飛んでいくのに」
解説3 慣用表現
1、If it were not for A , 主語 助動詞の過去形 動詞の原形
2 = Were it not for A ,
3 = but for A ,
4 = without A ⇔ with A
すべて「もしAがなければ~」という訳。「~」の部分には名詞が入ります。名詞だけで仮定法過去を使いたいときの形ですね。
2つ目の文はIfが省略され倒置した形。4つ目のwithoutの反対はwithで「もし~があったら」という意味。この慣用表現は仮定法過去完了にもあるが、3と4は同じ形になるのに注意しよう。
覚えるポイント
1、仮定法過去の形を覚える
2、慣用表現を覚える