文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
解説1 動作動詞
動詞は2種類に分けられる。動詞だからといって動作を表すものだけではない。
動作動詞とは字のごとく動作を表す動詞のことです。動作とは、1回のまとまった動作を指しています。つまり、始まりと終わりがあるということです。
例えば、走る(run)という動詞は、自分で走り始めて、走り終えることが連想できるので動作動詞になります。食べる(eat)、読む(read)なども動作動詞です。動作動詞で他動詞の場合、後ろはほとんどの名詞はO(目的語)になります。
ex. I run 「私は走る」
I play tennis「私はテニスをします」
解説2 状態動詞
状態動詞とは一度始まったら自分では終わることのできない動詞のことです。同じ状態が一定期間続くことを説明できます。
例えば、知る(know)という動詞は、状態動詞になります。それは、一度知ってしまったら今すぐ「知る」という状態をやめられないからです。
また、他動詞の場合、後ろには動作動詞と異なり、対象物ではなく、意味を完結させるのに必要な情報がきます。
下の例では、私は似ているだけでは意味が完結しません。誰に似ているかという情報が不可欠です。ですので後ろに父親という情報を追加します。
ex. I resemble my father 「私は父親に似ている」
I have a brother 「私には兄弟がいます」
解説3 動作動詞と状態動詞
最後に注意すべき動作動詞と状態動詞の違いは、状態動詞は基本的に進行形を作らないということです。
それは、一時的を意味している進行形には始まりと終わりが意識されており、状態動詞と相性が悪い、または、時間的な連続性・継続性を進行形は表すので、もともとある程度の時間の幅を含んでいる状態動詞は進行形にする必要がないという理由が挙げられます。
解説4 状態動詞の種類
これらの動詞は状態動詞の代表例になります
覚えるポイント
1、状態動詞を覚える
2、状態動詞の特徴を覚える