文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
解説1
三単現とは、三人称、単数、現在形の略です。三単現のSとは、その三単現のときに動詞にSをつけましょうというものです。もう少し詳しくすると、主語が三人称、単数で、動詞の部分が現在形のときに動詞にSがつくよということです。
解説2
まず、人称の話をしましょう。
一人称とは、話し手のこと。つまり「I」「we」のことです。
ニ人称とは、聞き手のこと。つまり「you」のことです。
三人称とは、話し手、聞き手以外のことです。一人称、二人称以外のことです。つまり、「I」「we」「you」以外のことです。
解説3
単数とは、1人、1つとかのことです。2人、2つ以上は複数になります。
現在形←現在形については別記事で。
解説4 付け方
Sは動詞によって、付け方が変わります。基本的にはそのまま原形にSをつけます。しかし、動詞が「-s、-x、-ch、-sh、(子音+o)」で終わる場合には、esになります。また、動詞が「子音+y」で終わる動詞は、yをiに変えて、esをつけます。
have → has のように不規則に変化するものもあります。これは覚えるしかありません。
解説5 読み方
読み方にはルールがあります。(カッコ)に書いてあるものは、発音記号です。
有声音とは、声を出すとき喉が震える音のことです。無声音は声を出すとき喉が震えない音のことです。
解説6
では実際にSをつけてみましょう。
☆「I」like apples. → I 「like」 apples.
「I」は一人称なので、三単現の三の部分のルールに当てはまりません。
☆「He」like apples. → He 「likes」apples.
「He」は三人称で、単数。時制は現在形。ルールに当てはまるので、sをつけます
☆「They」like apples. → They 「like」apples.
「They」は三人称ですが、複数ですので、三単現の単の部分のルールに当てはまりません。
☆「Tom」like apples. → Tom 「likes」apples.
「Tom」は三人称で、単数。時制は現在形。ルールに当てはまるので、sをつけます。
☆「My brother」like apples. → My brother 「likes」apples.
「My brother」は三人称で、単数。時制は現在形。ルールに当てはまるので、sをつけます。
☆「My sisters」like apples → My sisters 「like」apples.
「My sisteers」は三人称ですが、複数ですので、三単現の単の部分のルールに当てはまりません。
☆「Tom and Ann」like apples. → Tom and Ann 「like」apples.
「Tom and Ann」は三人称ですが、複数ですので、三単現の単の部分のルールに当てはまりません。
☆ Tom 「liked」 apples. → Tom 「liked」apples.
「Tom」は三人称ですが、時制は過去形なので、三単現の現の部分のルールに当てはまりません。
解説7 応用
ex. Playing tennis is a lot of fun. 「テニスをすることはとても楽しい」
動名詞は三人称扱いをする
ex. To learn English is interesting. 「英語を学ぶことは楽しいです」
to不定詞も三人称扱い
ex. I have a friend who lives in Tokyo. 「私には東京に住んでいる友達がいる」
関係詞の主格の場合は、S付けるのを忘れがち。a friendは三人称、単数、liveは現在形のため、sを付ける。
ex. What he said is right. 「彼が言ったことは正しい」
wh節は基本的に単数扱いをするが、もとの形によっては複数にする
覚えるポイント
1、ルールを覚えて、実際にできるようにする
2、Sの付け方を覚える
3、読み方を覚える
実際に出たポイント
1、S(Sの修飾語)Vという形の文で、Sが単数の場合に、現在形ならVにsが必要。