【ワンポイント英文法】to不定詞の入門

 文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。

 

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解説1

 まず、to不定詞で絶対覚えないといけないことは、to 原形の形を取って、名詞か形容詞か副詞のいずれかになるということ。動詞の性質も持ちながら違う品詞になるのです。

 

解説2 不定詞とは

  不定とは、定めらないこと、つまり。「限定を受けない」ということです。何の限定かというと、主語の人称、単数、複数の限定を受けないのです。そのまま動詞を活用せず、原形のまま使うのです。だから不定詞と呼ばれます。

 

 そして、不定詞には、to不定詞と原形不定詞が2種類あります。このtoは何かというと、前置詞のtoです。「方向へ到達」するという意味が核となるイメージです。

 

 ここから派生して「未来へ到達する」「これから~に向かう」というイメージになり

ます。だから、to不定詞が表す行為や動作は、これから先のこと、つまり、時間的に未来を指向する行為や状態を示すのです。

 

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 原形不定詞はこちらで説明しています。

 

解説3 名詞的用法

 ex.To run is fun. 「走ることは楽しい」

 

 1つ目は名詞的用法です。「To 原形」で「~すること」という訳になります。名詞になることができるので名詞的用法です。

 

 たとえば、例文を「Run is fun」とはできません。それは主語の箇所には名詞しか置くことができないからです。runは動詞なので、名詞にしないと置けません。日本語でいうと「走るは楽しい」と言っている感じです。「走ることは楽しい」にしないと意味が通りませんね。

 

 名詞になれるということは、SVOCのSとCとOの箇所に置くことができるようになります。

 

 ex. To learn English is interesting. 「英語を習うことは興味深い」

 

 これはSの位置にあるもの。

 

 ex. He likes to read mangas. 「彼は漫画を読むことが好き」

 

 これはOの位置にあるもの

 

 ex. My hobby is to collect old coins. 「私の趣味は古い硬貨を集めることです。」

 

 これはCの位置にあるもの

 

解説4 形容詞的用法

 ex. I have something to do at home today. 「私は、今日家ですることがある」

 

 次は、形容詞的用法です。「to 原形」で「~するための(名詞)」という意味になります。例文では「to do at home today」が大きな形容詞のカタマリになって、somethingに掛かっているということです。

 

 訳し方は、「~するための」以外に「~する」「~するという」「~すべき」のどれかにするとうまく訳せる

 

 

 ex.電話をする  → 電話をする時間

 

  日本語で考えてみましょう。「電話をする」というのは動詞になりますね。しかし、「電話をする時間」としたときはどうでしょうか。「電話をする」は「時間」という名詞に掛かっています。名詞に修飾できるのは、「形容詞」だけです。

 

 つまり、「電話をする」が「動詞」から「形容詞」に変わったのです。動詞に「to」をつけてあげることで「形容詞」になることを不定詞の形容詞用法といいます。

 

解説5 副詞的用法

 ex. I went to the stadium early to get good seats. 「私は良い席を取るためにスタジアムへ早く行った」

 

 最後は、副詞的用法です。「~するために」と訳し、目的の意味になります。

 

解説6 疑問詞 + to V

 ex. I don't know what to do next. 「次に何をすべきなのかわからない」

 

  「疑問詞+to V」で名詞の役割をし、「疑問詞の意味+すべきか」と訳す。whyだけは置くことができない。

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解説7 意味上の主語

 ex. It is wrong to tell lies. → It is wrong for adults to tell lies.

 「ウソをつくことはよくない」→ 「大人がウソをつくことはよくない」

 

 「for ~ to V」で「~がVすること」という意味になり、to不定詞に主語をつけることができる。to不定詞の主語なので、意味上の主語と呼ばれる。

 

 例文では、「ウソをつくことはよくない」と一般的な意味になるが、「for adults」とつけることで、「大人がウソをつくことはよくない」となる。

 

解説8 否定形

 He told me not to go to the library. 「彼は私に図書館に行かないようにと言った」

 

 to不定詞の否定形はtoの前にnotを置けばいい。 「in order not to V」「so as not to V」にしてもよい。notを置く位置で否定する箇所が違うので訳すときに注意しよう。

 

 He didn't tell me to go to the library.「彼は私に図書館に行くように言わなかった」

 

 notは基本的に後ろの文のすべてを否定する。上の文と下の文の違いに注意しよう。

 

覚えるポイント

1、to Vでなる品詞は

 

2、それぞれの訳

 

3、意味上の主語の付け方

 

4、疑問詞 + to Vの訳し方