【ワンポイント英文法】ifとwhether

文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。

 

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解説1 whether

 whetherは名詞節と副詞節を作ることができます。しかし、意味が異なるので注意しましょう。

 

 名詞節 「~かどうか」

 副詞節 「~であろうとなかろうと」

 

解説2 名詞節

 ex.I asked him whether he liked the juice. 

 「私は彼にそのジュースが好きかどうか尋ねた」

 

 名詞になるということは、S、O、Cの位置に来ることができるということです。この例文では、O2の箇所に来ています。

 

解説3 副詞節

 ex. Whether you win or lose, I'll celebrate.

  「あなたが勝っても負けても、私はお祝いをします。」

 

  こちらの例文は副詞節になるタイプです。

解説4 or not

 ex. I asked him whether he will come or not. 

 

  whether は 「or not」と共に使うことができる。or notの位置は、whetherの直後に移動できる。「whether or not S V」。

 

解説5 whether to V

 whether to V で「~するかどうか」という意味になる。「or not」と共に使うときは、「whether to V ~ or not」か「whether or not to V」の形になる。

 

解説5 仮主語

 whetherは仮主語を受けることができる。例文は下線部がItの中身である。

 

 ex. It makes no difference to me whether they will win or lose.

  「彼らが勝とうが負けようが私にはどうでもいいことだ」

 

解説6 同格

 ex.There is some doubt (as to) whether he is right.

  「彼が正しいかどうか少し疑わしい」

 

   whetherは同格節として使うこともできます。その場合は、前置詞がない場合があります。

 

解説7 倒置

 副詞節のwhetherは、後ろがbe動詞のとき、倒置の形になることがある。そのときは、whetherが消えて、be動詞は原形のbeになる。

 

 whether S be動詞 → Be S 

 

解説8 if

 ifは副詞節と名詞節の両方作ることができます。名詞節はwhetherと同じ意味になります。

 

 

 名詞節 「~かどうか」

 副詞節 「もし~なら」

 

解説9 使い方

 副詞節はwhetherと同じ意味になりますが、使い方は限定的になります。

 

 ifはOにしかなれません。しかし、前置詞のOにはなれません。

 

 また、if S V or notの形はとれます。それと形式主語構文にも使うことができます。それ以外はwhetherを入れ替えることはできません。

 

覚えるポイント

1、whetherの使い方

 

2、if