【講座】英文法を勉強する前に知ってほしい知識

ここからはじめよう。

 

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 さて、英文法の勉強をするにあたって知ってほしい知識を説明しましょう。

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動画の講座

日本語と英語

 

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 実は日本語と英語の違いを学ぶことが英語の勉強においてとても大切です。それは日本語と同じように考えてしまうからです。そのため、どこが違っているかを意識的に認識することが大事なのです。

 

 では最大の違いはなんでしょう?上に文章がありますがこの単語の順序を入れ替えてみましょう。

 

 

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 日本語は内容が変わりませんが、実は英語は内容が変わってしまうのです。

 

 「アントム愛しています」 → 「トムアン愛しています

 

 このようになってしまいます。ではなぜこういったことが起こってしまうのでしょうか。

 

 それは、日本語には助詞があるからです。

 

 「」があるから主語だとわかり、「」があるから目的語だとわかるのです。なので位置が変わっても助詞があるので意味が変わらないのです。

 

 それに対して英語は語順によって主語、目的語なのが決まります。1番前が主語、次が動詞、そして目的語が来ると決まっているのです。 

 

 英文法には、2種類あって、このように語順のルールを覚えるもの。もう1つは表現を覚えるものです。

 

 まずは英文法の数少ない語順のルールから覚えていきましょう。その後に上塗りするように表現の英文法を覚えていきましょう。

 

nicochan0923.hatenablog.com

 この記事に全体像がまとまった図が載っているので是非確認してください。

 

品詞

 品詞というのは言葉の種類のことです。ここでは大切な4つの品詞を覚えてもらいます。

 

名詞

 物の名前を表す語のことです。ペンや本、人の名前などがありますね。しりとりでいうことができるのが基本だと思ってください。

 

動詞

 動きや状態を表す語のことです。走る、話すなど、日本語で「う」で終わるものですね。

 

形容詞

 名詞を説明する語のことです。たとえば、「綺麗な本」。本は名詞です。それを説明しているので「綺麗な」は形容詞になります。別の言い方をすると名詞を修飾する、名詞を制限するということができます。

 

日本語には形容動詞がありますが、英語にはないことを注意しておきましょう。

 

副詞

 名詞以外を説明する語のことです。名詞以外とは、例えば、動詞形容詞副詞のことですね。たとえば、「とても綺麗な」。「とても」は「」をかかっているのではなく、「綺麗な」にかかっていますね。つまり、形容詞を説明しているので副詞というわけです。

 

文の要素

文の要素とは、単語が文中で何の役割をしているかを表したものです。覚えるものは5つです。品詞とごっちゃにならないように気をつけましょう。

 

主語

 「は」「が」がつくもの。文の中心になる語のことです。「S」と表します。

 

述語

 主語の働きや状態を表す語のことです。「V」と表します。

 

補語

 主語や目的語を動詞を経て説明する語のことです。「C」と表します。動詞を経ての部分は捉えにくい場合はとりあえず、主語や目的語を説明する語と覚えておきましょう。

 

目的語

 「を」「に」がつくもの。動作の対象となる語のことです。「O」と表します。

 

修飾語

 語を説明する語のこと。「M」と表したり、カッコで囲んだりします。

 

品詞との関係

 この文の要素になれる品詞というのは決まっています。

 

 主語になれるのは、名詞だけ

 

 述語になれるのは、動詞だけ

 

 目的語になれるのは、名詞だけ

 

 補語になれるのは、名詞形容詞だけ

 

 修飾語になれるのは、形容詞副詞だけ

 

 この関係性がすぐに出るように覚えましょう。

 

example

 He is kind. 「彼は親切です」

 

 まずは品詞で捉えていきましょう。Heは(代)名詞。isは動詞。kindは形容詞です。

 

 次に文の要素で捉えてみましょう。Heは主語、isは述語、kindは主語を説明しているので補語です。

 

 I study English hard. 「私は一生懸命英語を勉強します」

 

 まずは品詞で捉えていきましょう。Iは(代)名詞。studyは動詞。Englishは名詞。hardは副詞です。

 

 次に文の要素で捉えてみましょう。Iは主語、studyは述語、Englishは目的語。hardは動詞にかかっているので修飾語になります。

 

第5文型

 英語には大きくわけて5つの語順があります。5つあるので第5文型といいます。

 

  この語順というのは、上でやった品詞と文の要素の語順だと考えましょう。

 

 1、 2、C 3、O 4、O1O2 5、OC

 

 この5つです。4のO1O2とはOの1個目、Oの2個目ということです。

 

 文章というのは、このどれかの形でないと不十分ということも覚えておきましょう。

 

 この5つの語順がすぐに出てくるようにしましょう。

 

第2、3文型と第4,5文型

 第2文型と第3文型の見分け方をしましょう。

 

 第2文型は SVCです。 第3文型はSVOです。

 

 Cが形容詞ならば第2文型とすぐにわかりますが、では名詞だったらどうでしょう。Oに入るも名詞なので、見分けが付かないと思いませんか。

 

 They are students. → 第2文型

 

 He study English   → 第3文型

 

 両方とも、名詞動詞名詞で並んでいますが、第2文型、第3文型にきちんと分けることができます。では見分け方を説明しましょう。

 

 名詞 イコール 名詞の関係になっていれば、第2文型です。なっていなければ、第3文型になります。「S=C」「S≠O」の関係になっています。

 

 They イコール students になるので、第2文型です。

 

 He イコール Englishにならないので、第3文型です。

 

 次は、第4文型と第5文型の見分け方もやりましょう。考え方は同じです。「O1≠O2」になっていれば、第4文型「O=C」になっていれば第5文型です。

 

 He gave my mother the book. → 第4文型 my mother ≠ the book

 

 He named the cat Tom → 第5文型 the cat = Tom

 

 文型を識別することはとても大事なのでやり方を覚えましょう。

  

名詞の語順

 (限定詞) + (副詞) + (形容詞) + 名詞

 

 名詞には単独で使うというよりさまざまな単語が合わさって使われます。名詞はこのような語順になります。注意点としては、( )はなくても良いこと。限定詞は基本的に1つしか使ってはいけないこと。2つともこれに準じないこともありますが、とりあえずはこれで覚えておきましょう。

 

 限定詞とは

  冠詞 a / the 指示語 this / those / 代名詞 your/ his

  数量 some / many 数字 one / ten

  分配詞 all / both / each / every / その他 other / anotherなど

 

  ex. The very beautiful forest 「そのとても美しい

 

句と節

 

句・・・2語以上が合わさって1つの品詞の役割になり、SVがないもの

節・・・2語以上が合わさって1つの品詞の役割になり、SVがあるもの

 

 種類は、【名詞形容詞副詞】×【句+節】の数だけあります。名詞句名詞節形容詞句形容詞節副詞句副詞節ですね。

 

 example

 

   The cat on the table is cute. 「テーブルの上のかわいいですね

 

 theは冠詞です。catは名詞です。しかしあわせて名詞の役割になるので、名詞句です。onは前置詞です。theは冠詞です。tableは名詞です。しかし、「テーブルの上の」で「」にかかっています(説明しています)。よって、on the table形容詞の役割になります。そのため、形容詞句になります。SVの関係がありませんので句です。

 

 I know that he is right. 「(私は)彼は正しいということを知っている」

 

 thatは接続詞です。heは(代)名詞です。isは動詞です。rightは形容詞です。知っているの目的語は、「彼が正しいということ」です。「を」がありますからね。目的語になれるのは、名詞だけですので、「彼が正しいということ」は名詞の役割をしているのです。ここはSVの関係があるので、名詞節になります。

 

 少し難しいかもしれませんが大切な感覚なのでがんばって理解しましょう。大切なことは2つ以上の単語が合わさって1つの品詞の役割をするということです

 

形容詞の語順

 (副詞) + 形容詞 

 

 形容詞は上のような語順になります。( )はなくても良い。

 

後置修飾

 形容詞は基本的に1語の場合、名詞の前に置くが、2語以上の場合は、名詞の後ろに置かれる。それを後置修飾という。限定詞は数えないので注意。

 

  かっこいい → a cool car

 

  私が昨日買った → the car I bought yesterday

 

  「cool」は1語で、「car」にかかっているので前に置く。aは限定詞なので数えない。

 

   「I bought yesterday」は2語以上で、「car」にかかっているので後ろに置く。

 

 名詞の説明が後ろに置かれる感覚をきちんと覚えよう。 

 

まとめ

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 上の知識をまとめた図がこれです。少し解説しますね。

 

 5つではなく、7つありますが、それは補語(C)になれるのが名詞形容詞の2種類あるからです。その分増えているわけです。

 

 名詞は、形容詞で修飾することがあります。そのため、名詞の前と後ろに形容詞が置いてあるわけです。注意なのは、形容詞はあってもなくても良いということです。

 

 品詞の間にある黄色の線は「副詞」のサインです。副詞は、SVOCのどれにもなることができません。そのため、副詞は間に入るということです。また、無くても文章は成立します。

 

 この名詞形容詞副詞というのはなにも1単語だけに限った話ではありません。句と節のところでやったように2語以上で1つの品詞の役割をするものも入ります。

 

 これらの知識は、英文法の土台になるので、きちんと理解して使えるようにしましょう。

 

 これで講座は終わりです。この後は、文法の参考書を使って知識を深めていってください。

 

nicochan0923.hatenablog.com

英語は語順が大切だと書きました。さらにいうと使えるようになるには何回も使うことが大切です。そのトレーニングをするための記事が語順トレーニングです。ぜひとも活用してください。

 

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