【ワンポイント英文法】助動詞 can

文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。

 

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解説1 基本的な意味

 

  ex. He can play tennis   「彼はテニスをすることができる」   

 

 canは「~できる」という意味が基本です。「~する能力がある」ということです。

 

 潜在的に「できる」能力を持っているイメージです。「~しようと思えばできる」という感覚。そこから派生して可能性の意味にもなります。

 

解説2 依頼と許可のcan

 

 ex.Can you open the door?    「ドアをあけてくれますか?」  [依頼]

 

  canは「~できる」の意味から派生して、「~してくれませんか?」という依頼の意味もあります。例文を直訳すると「あなたはドアをあけることができますか?」つまり、「ドアをあけてくれませんか」という意味になるのです。

 

 ex.Can I use this pen?       「このペンを使っていいですか?」 [許可]

 

  また、「~してもいいですか?」という許可の意味にもなります。例文を直訳すると「私はこのペンを使うことができますか?」、つまり、「このペンを使ってもいいですか?」という意味になるのです。

 

 否定では「~してはいけない」で不許可を表す。

 

解説3 could

 

 ex.I could swim very well when I was childhood

「私は子供のころ、とても上手に泳ぐことができた」

 

 canの過去形は「could」で「~できた」という意味です。短縮形は「couldn't」です。また、依頼や許可ではcanよりcouldのほうが丁寧になります。大人のみなさんはこちらを使いましょう。

 

 ex.Could you open the door?    「ドアをあけて頂けませんか?」  

 

 ex.Could I use this pen?  「このペンを使わせて頂いてもいいですか?」

 

解説4 be able to

 

 ex.I am able to swim very well   「私はとても上手に泳ぐことができる」

 

 「~できる」のcanは「be able to」と言い換えることができます。また、こちらは助動詞ではないので助動詞と一緒に使えます。

 

 ex, You will be able to swim soon 「あなたはすぐに泳げるようになるでしょう」

 

解説5 推量

 ex.Anybody can make mistakes. 「だれにだって間違いはありうる」

 

    It cant't be true          「本当のはずがない」

 

  Can he make mistakes?     「彼が間違えるなんでありえるだろうか(いやありえない)」

 

 「~はありうる」という意味になる。可能性があるということ。否定では、「~の

はずがない」という意味。可能性がゼロということ。疑問形にすると反語の意味になるので注意。

 

解説6 canを使うとき

 The CD can be borrowed from the library.

 「そのCDは図書館から借りることができる」

 

 This room can accommodate up to 100 people.

  「この部屋は100人収容することができる」

 

 受動態のとき、主語がモノのときは、be able toでなく、canを使う。

 

覚えるポイント

1、基本的な意味

 

2、他の訳