【ワンポイント英文法】助動詞 mustとhave to

文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。

 

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解説1 意味

 「~しなければならない」という義務のイメージで、強い圧力を感じる。

 

解説2 義務

 ex.I must go there    「私はそこへ行かなければならない」

 

 「~しなければならない」という意味。話し手が主観的に必要性を感じている。

 

解説3 禁止

 ex.You must not tell a lie     「ウソを言ってはいけません」

 

  mustは否定で「~してはいけない」という意味になる。

 

解説4 推定

 ex.You must be hungry   「あなたはお腹がすいているにちがいない」

 

「~にちがいない」という意味。そのように判断するしかないという意味。

 

解説5 強い勧め

 ex.You must visit TDL     「絶対ディズニーランドに行くべきだよ」

 

  強い勧めをするときに使うことができる。親しい相手に使う。

 

解説6 have to

    ex.I have to go now       「もう行かなければなれない」

 

 「~しなければならない」という意味になる。mustとは違い、外的な要因でいかなければならないということです。日常会話ではmustよりもよく使う。

 

 また主語が三単現のSのときは、has toにする。

 

nicochan0923.hatenablog.com

 

 

解説7 過去形

 ex.I had to read this book  「私はこの本を読まなければならなかった」

 

  mustには過去の形がないので、have toを使ってhad toと表現する。

 

解説8 未来

  ex.I will have to stay in bed all day 

  「私は一日中寝ていなければならなくなるだろう」

 

  mustには未来の形がない、そして、助動詞は2つ重ねて使えないので

have toを使う。

 

解説9 have toの否定形 疑問形

 

 ex.I don't have to go there     「私はそこへ行く必要がない」

 

 have toはmustと違い、否定文にすると「~する必要はない」という不必要の意味になる。否定形はdo [dose] have to 原形の形にする。

 

 疑問形はdoやdoesを前に出す一般動詞と同じと考える

 

 Do I have to go there? 「私はそこに行かなくてはいけませんか?」

 

解説10 must have to

 ex.You must go home now (because I'm tired )

    「あなたはもう帰らなければならない(私は疲れたから)」

 

You have to go home now (because it's late)

    「あなたはもう帰らなければならない(遅いから)」

 

  mustは「話し手が主観的に」しなければならないと思っているのですが、have toは「外部からの事情・状況で(客観的に)」しなければいけないと思っているのです。

 

 上の文は、自分が疲れたからという主観が入っていますが、下の文は、主観ではなく、時間が遅いからという外部の客観的な事情が入っています。推定の意味でも同じく主観か客観かのニュアンスが違う。

 

覚えるポイント

1、mustの意味

 

2、have toの意味

 

3、have toの使い方

 

4、mustとhave toの違い