文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
- 解説1 意味
- 解説2 義務
- 解説3 強さ
- 解説4 推量
- 解説5 驚き
- 解説6 感情・判断
- 解説7 後悔・非難
- 解説8 過去の推量
- 解説9 万が一
- 解説10 ought to
- 解説11 had better
- 覚えるポイント
解説1 意味
義務・助言・アドバイスで「~すべき」というイメージ。常識を表すときに使う。
解説2 義務
ex.You should eat breakfast 「朝食は食べるべきです」
What should I wear today? 「今日は何を着たほうがいいかな」
義務というより提案や助言に近い意味合いです。mustよりだいぶ義務感は弱いので、「~すべき」というより「~したほうがいい」という感覚で使えます。
解説3 強さ
Shall > must > have to > had better > ought to > should > need
義務感の強さは上記の通りです。
解説4 推量
ex.She should be in Tokyo by now 「彼女は今頃東京にいるはずだ」
普通に考えれば「~にはずだ」という意味で使う。
解説5 驚き
ex.Why should I apologize to him?「どうして私が彼に謝らないといけないの?」
shouldの「常識に考える」というイメージとwhyやhowがとても相性が良い。上の例では「常識から考えるとなぜ謝るのか」というニュアンスがある。
解説6 感情・判断
ex.It is starange that you should have faild in the exam
「あなたがその試験に失敗したなんて不思議なことだ」
「It is 形容詞 + that S should V」で話し手の感情や判断を表す。例えば、当然・驚きなど。これ以外にもthat節で用いられるshouldには、必要・緊急などを表す形容詞に続いたり、主張・提案・要求・命令・決定などの動詞に続いたりする。
ex. It is necessary that you should take this medine.
「あなたにはこの薬を飲むことが必要だ」
ex. I demand (that) he (should) resign the post.
「私は彼が辞職するように求めます」
このとき、thatやshouldは省略できる(厳密にはshouldは省略ではない)
解説7 後悔・非難
ex.You should have started early 「あなたは早く出発すべきだったのに」
should have Vpp で「~すべきだったのに」という意味になる。実際はしなかったというニュアンスが含まれている。
ought to have Vppもだいたい同じ意味。ought toは解説10で。
should not have Vppで「~すべきでなかったのに」という意味になる。実際にしてしまったというニュアンスが含まれている。
解説8 過去の推量
ex.The game should have started by now「その試合は今頃始まっているはずだ」
should have Vppで「~したはずだ」という意味になる。
解説9 万が一
ex.If it should rain , they won't come 「万が一、雨が降ったら彼らは来ないだろう」
= Sould it rain , they won't come
仮定法の一種。ifを省略し、shouldを倒置することもできる。文語として使われる。
解説10 ought to
ex.You ought to get up early 「早起きするべきです」
「~すべき」という意味。shouldと語訳は同じだが、ニュアンスが違う。shouldは、個人的な意見を言うときに使うのに対して、ought toは客観的な意見や義務・推量を言うときに使う。理性的な響きがする。また、ought toは口語ではあまり使われない。否定形はought not toにする。toがあるときはだいたいtoの前にnotを置くと否定形になる。
解説11 had better
ex.You had better listen to him 「彼の言うことを聞いて聞いたほうがいいよ」
「~した方がいいよ」という意味。「さもなければ、、、」というニュアンスがある。否定形は had better notになる。hadだが、過去の意味はないので注意。
覚えるポイント
1、shouldの使い方
2、ought toの使い方
3.had betterの使い方