整序問題の解き方などのポイント

苦手な人は何が足りないのか。

 

整序問題が苦手な人がいますね。その人たちはできる人と何が違うのでしょうか。また、解き方、対策も一緒に見ていきましょう。

 

対策 知識の増強

一般的な整序問題は、文法・語法、熟語、構文を知っているかを聞いている問題が多い。そのため、まずこの知識系のことが頭に入っていないと太刀打ちできません。

 

対策 解きまくる

ある程度ポイントがわかったら、解きまくるのがよい。もちろん、1問1問復習はきっちりとしてだよ。整序用の参考書や過去問でたくさん解いて慣れることが大切。

 

対策 例文暗記

 英語において、感覚は結構大事だと思っています。その感覚を作るのが頭の中にストックされた知識です。そこを増やすことで正しい文の形が自然とわかるようになります。暗記する例文は総合英語の例文がいいですね。あれを全部覚えたら相当力付く。

 

注意

整序問題には、様々なタイプがありますね。日本語があったり、なかったり。ある場合は注意しましょう。だいたい罠があります。よくあるのが、無生物主語ですね。主語の部分が副詞的に訳されているので、主語だとわからなくしてあって間違えるみたいなタイプです。こういうのは気をつけましょう。もちろん日本語もヒントになります。しかし、最初から見ると間違えるかもよって話です。

 

また、大学によってもタイプが変わるので注意しましょう。多くの大学では、知識系を問われることが多いのですが、稀に文脈だけで解かせる問題もあります。自分が受けるタイプはどのようなタイプなのかもしっかり調べておく必要がありますね。

 

実例

 実例を交えながら、解き方のポイントを見ていきましょう。

 

センター試験 2016年

Hotel Clerk : Good evening, Mr. and Mrs. Gomez. How can I help you? 

Mrs.Gomez : Well, ( )( ) ( )( ) ( )( ) us how to get to the theater. 

 1、could 2、if 3、tell 4、we're 5、wondering 6、you

   

さて、苦手な人に多いのは、意味や文脈から解こうとしているタイプです。しかし、解ける人というのは、まず最初に形からアプローチしていきます。これが基本のスタイルだと思ってください。

 

最初にすることは、選択肢を見ることです。選択肢を見て、くっつくものがないかを確認します。この場合、wondering ifが熟語としてつなげることができる。

 

また、ヒントとなるのは、選択肢の外にもありますね。空欄のうしろは、us how to get ~となっています。これは第4文型のサインです。つまり、第4文型を取れる動詞が来るということ。tellしかないですね。

 

次に考慮すること。wonder ifは後ろがSVの形になる。つまり、wondering if ~ tell になることがわかる。だって、動詞がそれしかないからね。

 

残りは、could we're you。ここから、wonderingはwe'reとくっつくしか選択肢がないことがわかる。そうじゃないとVingの処理ができない。進行形にしないといけないわけね。you wonderingはおかしいし。すると、couldとyouの位置も決まる。

 

解き方を一緒に確認してもらったと思うが、一切意味を考慮していない。文法・語法、形の知識だけのロジックで解けるのです。いわゆるパズルみたいな感覚だね。これができていない人は、文法が使える知識まで昇華していないわけ。

 

名詞が2つ並ぶことから第4文型だと気付けるか

Vingが進行形だと気付けるのか

みたいなヒントを見逃してるわけ。これができない人の1つの要因ね。文法を活用できるようになるためには英文解釈の勉強をするといいかな。

 

 we're wondering if you could tell 

実例2

センター試験 2016年

Student : Excuse me. I'd like to know what we will be discussing in next week's seminar.

Professor : I haven't decided yet, so ( )( ) ( )( ) ( )( ) email.

1、by 2、let 3、me 4、send 5、the details 6、you

 

ここで勘違いしてほしくないのは、文脈(意味)ももちろん大事だということ。どっちか一方が大事っていうのは世の中にないよ。だいたいがどっちも大事でバランスが大事ってだけ。

 

さて、次の問題を見ていきましょう。

 

まず見ることは選択肢。動詞がありますね。動詞の語法はカンペキですか?let O Vの形。sendは第4文型。これがわかると順番がわかりますね。let O send ~ってなりますね。

 

次に空欄の外を見ると、emailがありますね。これはby emailでつながりそうです。

 

さて、ここに気付けるかがポイント。sendは第4文型。第4文型はO1、O2が来ます。主にO1には人、O2にモノが来ます。ここで選択肢を見るとモノがthe detailsしかないので、let O send O1 the details by になるわけです。

 

あとは、meかyouがどっちに入るかです。これは文脈しかありません。教授(私)が生徒(あなた)に送るので、me send youの語順。

 

let me send you the details by

 

実例3

センター試験 2016年

 

Interviewer : How did you change after becoming the head of such a large company? 

 

President : I ( )( )( )( )( )( ) my time more effectively.

1、came to 2、manage 3、need 4、realize 5、the 6、to

 

次の問題。選択肢を見ると動詞がめっちゃある。これをどう処理していくべきか。

 

ここで品詞の知識を使おう。品詞は英語力の基礎となる知識。必ず使えるようにしたい。選択肢のtheは冠詞。冠詞は形容詞の仲間です。つまり後ろに名詞が来ます。でも選択肢や空欄の外を見ても名詞がない。

 

と思うかもしれないですが、needは名詞でもいけるのです。ここで、the needがくっつきますね。 

 

あとは、came to manage realizeをどう処理していくかです。came to の後ろに動詞が1つと選択肢にtoがあるので、これをto不定詞と解釈するしか処理できません。

 

次ですね。Iに対する動詞を何にするかです。これは、文脈です。前の文が過去形なので、過去形で返すのです。だからcame to。

I came to V ~ 

 

つぎに選択肢の外を見ると my timeとありますので、たぶん目的語でしょう。すると前に動詞が来るとわかります。残りの選択肢からto Vが入るだろうと予測できます。

 

I came to V ~ to V my time 

 

あとは、名詞のthe needはどこに来るかは、~のところしか置くところがありません。

 

I came to V the need to V 

 

大枠ができました。あとは、動詞がどちらに入るかを文脈で決めましょう。しかし、実は動詞の知識があると、1発でわかります。come to は後ろは認識動詞が来ることが多いという知識があると最初のVはrealizeなのかなとわかってしまいます。

 

came to realize the need to manage 

 

オススメ参考書

ポイントがわかったでしょうか。まだまだ注意したいポイントはありますが、それは問題を解きまくって自分で発見しましょう。過去問や参考書で解きまくりましょう。