何をしたらよいのか説明。
国際教養学部 経済学部 法学部
まずは、これを読む前に過去問を解いたことがない人は解くように。学年に関係なく、また実力に関係なくてもね。どういった問題が出るのか肌で感じてからでないとたぶん十分に刺さらないから。解いてから読んでね。
あと、ちゃんと大学の公式サイトを読もう。傾向と対策のところに出題者のねらいがきちんと書いてある。やっぱり公式の情報が一番。それぞれの配点も公開されている。
大きな傾向
試験時間は60分で大問が5つある。1は4択の空欄補充問題、2は文整序、3は文挿入、4と5は、長文の問題になっている。どれも標準的な問題のため、高得点勝負となる。60分の試験時間ではあるが、正確にしっかり解いていきたい。
大問ごとの傾向と対策
1、空欄補充
22点。標準的なレベルの問題のため、満点を狙いたい。ただ、このレベルにしては難しい問題が1,2問出題されることがあるので、注意。そこは落としても仕方がない。標準的な文法・語法、熟語、語彙の力が試されている。一般的な単語帳、4択の問題集を1冊ずつやることで対策はできる。あとは、問題を解きまくって様々な問題に当たることが大切。文法の問題だけでかなりの配点があるのでしっかりと点をもぎ取ってほしい。
2、整序
24点。標準的なレベルの問題のため、満点を狙いたいが、たまに難しい問題も出るため、失点は1問にとどめたい。基本的に1問目と対策は同じだが、熟語の知識は常に増やしておくとよい。大問1と2の文法だけで46点あるので、しっかりと勉強すれば点数を稼げるところである。
3、文挿入
24点。長文中に空欄が4つあり、文を挿入する問題が2つ。標準的なレベルの問題。きちんと文の内容が読めれば、入れるところはすぐにわかる。長文の対策をしていれば、特に特別な対策をする必要はない。ヒントを拾えるとたしかに解きやすいが。少し心配な人はパラグラフリーディング系の参考書を1冊やり、同じ系統の問題をたくさん解くとよい。
4、長文 part1
200~400wordsくらいの量の長文が2つ出題される。それぞれ設問は2つで、日本語で書かれており、内容一致か主題を聞いてくる問題になっている。しっかりと本文を読めれば解ける。選択肢は特に難しく作っていない。英文解釈をしっかりやり本文を丁寧に読む練習をすれば特に問題はない。満点を狙いにいこう。主題を聞く問題が苦手な人は、パラグラフリーディング系のをやっても良いかもしれない。ただ、現代文が出来ているなら普通に出来る。
5、長文 part2
基本的に4と同じタイプ。ただ設問が英語になっていて、長文が3つに増えているだけ。対策は4と同じと考えておけばよい。間違えの選択肢はわかりやすいので正解を見つけられないなら消去法で解いていこう。
たとえば、60分という時間制限だから急いで解こうとするかもしれないが、逆で、まずはゆっくりでもいいから正確に読めるようにしていくこと。それから徐々に速く処理していくようにしていってください。まずは精読です。
オススメ参考書
英単語
基礎的な英単語帳を1冊やれば大丈夫。もちろん中学レベルがあやしい場合はそこからね。
熟語
熟語帳は必ずやりましょう。多く出題されるので、しっかりやらないと失点になります。一般的な参考書を1冊やるだけで十分でしょう。1000語はやってほしい。まあ、500語でも大丈夫。
文法
文法で配点がたっぷりあるため、しっかりとやりましょう。理解書と演習書が必要になります。
理解書は総合英語が一番ですが、もう少しわかりやすいのがほしい場合は、こちらからはじめて、少しずつ難しいものに移るとよいでしょう。
これで簡単に理解したら、総合英語か
これで理解できたら、4択問題集を1冊やろう。
4択問題集で単元別に対策をしたら、後はランダム問題で自分の実力を試していこう。
文法をしっかり取りきることが合格のキーポイントのため、同じレベル帯の過去問で文法問題だけをやったり、センター試験の過去問を追加でやったりしてもいい。
整序
整序が怪しい人は、センター試験や同じレベル帯の違う大学の過去問で練習するといいでしょう。また、参考書でやりたい場合は、こちらになります。
パラグラフリーディング
ここもやる人は人それぞれ。あやしい人はやるといいかもしれない。
英文解釈
長文は1文のカタマリ。つまり1文が読めれば長文は読める。そのため、1文をしっかり読めるようにすることが大事。そのためには英文解釈が必要不可欠。英語が苦手な人は、読解のための英文法から入門英文問題精講へ。ある程度大丈夫な人は、入門英文問題精講だけで十分。
長文
とりあえず、基礎となるのは、入門英語長文問題精講とthe rulesの1と2。これで大丈夫。その代わりしっかり復習をして音読を欠かさないこと。どんな文も前から訳せるように。
少し心配な場合は、同じレベル帯の演習問題をやるか、少しレベルの上の問題をするとよい。同じレベル帯だと全レベルの2と3とかのレベル。
少し上で行くと。ハイトレ2とかポラリス1かな。
速読
速読を鍛えたい場合は、まずは上記の参考書の長文を1分間で150wordsのスピードで読めるようにしてください。音読やシャドーイングをすると効果的です。そのあと、多くの文を読みたい場合は、速熟やターゲットの文章のやつだったり、センター試験の文を読んでいくとよいでしょう。
補足
勉強するにあたって役立つ記事を書いているので是非読んでみてください。
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