長文が出来ません。何をしたら伸びますか。
まず、自分は長文でどういうところができていないかを認識することからはじめましょう。長文が出来ないと言ってもその原因は様々なものが絡まって出来ていないことが多いのです。では、1つずつ長文の出来ない原因を分解していきましょう。
1、単語
当たり前ですが、単語が出来ていないと文が読めません。長文が出来ないからと言って長文を読めばいいというわけではありません。また、推測を用いれば単語は覚えなくていいという人がいますが、それは一部の人です。基本的には単語は覚えて損はありません。もちろん、推測の力は必要なのですが、だからといって覚えなくていいことにはなりません。
2、熟語
熟語は後回しになってしまいますが、きちんと対策しましょう。順番は単語をきちんとできるようになってからのほうが覚えやすいです。
3、文法
単語を適当につなげても読めるかもしれませんが、それは本当の意味での読解ではありません。きちんと文法を理解して文を読めるようになりましょう。文法は、文法問題用の文法と文を読むための文法の2つあります。長文を読むためには後者の文を読むための文法を鍛えましょう。
4、英文解釈
単語と文法が出来てもそれを使えるようにならないと読めるようになりません。そのために、難しい3~5文を使って練習するのが英文解釈です。それが読めるようになれば、どんな1文でも読めるので、長文も読めるというわけです。
5、パラグラフリーディング
単語、文法、解釈が出来れば読めるようになるかと言えればそうではありません。私たちも現代文で満点が取れる人が少ないように、訳せたから読めるというわけではありません。そのため、現代文のような読解の技術を学ぶ必要があります。それがパラグラフリーディングです。
6、解答力
最終的に点数になるには、解答が合っていなければなりません。逆に解答が合っていれば、マルがもらえます。すべて読む必要はありません。そのため、解答力はとても大事なのです。
7、背景知識
これはベターであってマストではありません。自分が知っている話だと長文が読みやすくなるというだけの話です。
1から7のまでのどれか、または2つ以上が絡まって長文が出来ていないのです。これらの力のどこが弱いのかを判断して、1つずつ強化していきましょう。