受験生が塾を選ぶときに大事なこと

何を考える?

受験生が塾を選ぶときに大事なことは、どんなサービスを求めるかをあらかじめ分析しておくことです。そのポイントを1つずつ見ていきましょう。

 

1、1年の予定と週単位の修正

 受験というのは、試験日という期限があります。よくありがちなのが、自分では頑張っているつもりなのですが、ペースが遅いというのがあります。つまり、頑張っているのに、全体が見えていないため、落ちてしまうということもありえるわけです。だから、受かるためには、このペースでこれくらいやらないとダメという計画を最初に知らないといけないんです。

 

 では、1年間の計画が出来たらそれでおしまいか?そんなことはありません。計画とは崩れるものです。1年後の予測なんて出来ないのが当たり前です。だから、週単位で計画は修正しなければならないのです。だから、1年の予定を作りつつ、週単位でしっかりとフィードバックして修正していかないと合格は遠のいていきます。

 

 最近は1年の計画はyoutubeやブログに載っていたりするのでそれを参考にすればよいのですが、あくまで参考です。あなたに合っているのでしょうか。それがわからないなら、こういったサービスがある塾がいいと思います。さらに、週単位できちんと自分のよくなかったことを見つめなおして、改善していける人なんてなかなかいません。ちゃんとプロに頼ったほうが良い場合が多いでしょう。

 

2、質問対応

 当たり前ですが、勉強をしていれば質問が出ます。初めての大学受験だったら、受験に関する質問もたくさん出るでしょう。そういったことに答えてくれる人は必要ですね。

 

 もちろん、調べれば出てくることばかりですが、調べられますか?結構調べるのは時間もかかるし、面倒なことが多いです。時間は大切な財産です。その時間があれば、単語がたくさん暗記できるかもしれません。

 

 質問対応は実はやっていないところもあったりします。また、文系は質問できるけど、理系はできないとか。この時間は大丈夫だけど・・・みたいな条件付きなところもあります。必要な人はしっかり確認してみると良いでしょう。

 

3、授業

 塾に求めるものといってすぐに思いつくのは、授業ではないでしょうか。さて、最近は、参考書がわかりやすいから授業はいらないんじゃないかみたいな傾向が強くなっていますが、注意が必要です。

 

 やっぱり生の授業は違います。そこだけは知っててほしいかなと思います。また、実は参考書は注意が必要ということもちゃんと知っていてほしいです。参考書は現代文が出来る人が使うものです。つまり、内容がわかる人が使うものです。成績がよくない子で多いのは、字面だけ読んで本当の内容は理解できていないという例はけっこう多いと感じます。だから、何から何まで参考書というのは、少し待ったです。

 

 実は、最初は授業でやったほうが伸びる子もいます。生でなくても、映像でもいいのです。考える余地はあると思います。映像なら時間関係なくできるからすぐに終えられるのもいいですよね。

 

 逆に参考書の内容がしっかり入るし、質問をしたらできる人は、授業はいらないかもしれません。

 

4、定着確認

 受験生が陥りやすいワナとしては、理解した気になっている可能性があるということです。そのため、本当に理解しているか確認作業が必要です。

 

 この判断が実は難しい。英単語や英熟語なら暗記しているかを確認すればいいわけですから一人で出来ます(でも、自分に甘い人はここも人に確認してもらうことをオススメします)。

 

 しかし、読解や思考力を問うものは、どうやって自分で判断したらよいのでしょう。一人で確認するのは、難しいと思います。

 

 ここらへんをなあなあにやってしまうと勉強しているのに、伸びないという事態に発展してしまいます。ここは結構大事なのですが、適当になされているところが多いですね。

 

5、自習室

 部屋で勉強が出来たら、それが1番いいのですが、だいたいはできないです。だから、自習室があったほうが勉強がはかどるかもしれませんね。

 

 もちろん、図書館やカフェでやる場合は必要ないかもしれません。また、自習室だけ別で借りるのもアリでしょう。

 

まとめ

 受験で受かるために必要なことはだいたいこんなもんです。つまり、このサービスのどれを選ぶかを考えないといけないわけです。それには自分の分析からはじめないといけません。

 

 人によっては、全部必要な人もいるだろうし、自分でだいたい出来るから1つだけ必要な人もいるでしょう。

 

 ただ、人は自分のことをできると楽観的に思いすぎる傾向にあります。だから、このサービスはいらないと最初は思っても、自分でやっていくうちに、出来ないと気付くことがあります。受験は時間との勝負なのに、この時間が無駄に消費されてしまいます。受験を遅く始めた人はやっぱり合格率は低くなります。

 

 だから、まずは、すべてあるところに行って、いらないとわかったら、切っていくのがいいんじゃないかなと個人的に思います。お金はかかりますが、保険だと思っておくといいんじゃないかな。