英語の品詞感覚を養う記事シリーズ。
☆勉強法
できれば、ノートを取りましょう。色分けした文と白文を用意してください。復習するときは、白文を見て何も見ずに自分で色を付けられるようになるまでしましょう。
☆復習
副詞を使った語順は?
冠詞を使った語順は?
わからなかった場合は前の記事にもどってちゃんと復習しましょう
☆副詞
副詞は形容詞につくことができるので「副詞」「形容詞」の語順になります。この2つはまとまって形容詞の役割をします。2語以上でまとまって他の品詞になれるのですね。この場合は、形容詞句といいます。
つまり、2語以上で形容詞の役割になれるものは形容詞の箇所に入れることができるのです。
では、実例を見てみましょう。
☆文型
☆第2文型
ex. The girl is very cute. → The girl is very cute.「その女の子はとてもかわいい」
2語以上で名詞の役割になれるものは名詞の箇所に入れることができるのでしたね。「冠詞」「名詞」のカタマリで名詞の役割をしているのです。
2語以上で形容詞の役割になれるものは形容詞の箇所に入れることができるのでしたね。「副詞」「形容詞」のカタマリで形容詞の役割をしているのです。
「The」は冠詞、「girl」は名詞です。あわせて、名詞です。
「very」は「副詞」、「cute」は「形容詞」です。合わせて、「形容詞」になります。
つまり、合わせるとこのようになります。
☆第5文型
ex. The cat keeps his desk very clean. → The cat keeps his desk very clean. 「そのネコは自分の机をとてもきれいにしておく」
2語以上で名詞の役割になれるものは名詞の箇所に入れることができるのでしたね。「冠詞」「名詞」、「形容詞」「名詞」のカタマリで名詞の役割をしているのです。
2語以上で形容詞の役割になれるものは形容詞の箇所に入れることができるのでしたね。「副詞」「形容詞」のカタマリで形容詞の役割をしているのです。
「The」は冠詞、「cat」は名詞です。合わせて名詞です。「his」は形容詞、「desk」は名詞です。合わせて名詞です。
「very」は「副詞」、「clean」は「形容詞」です。合わせて形容詞です。
つまり、合わせるとこのようになります。
☆副詞と5文型
5文型と副詞の扱いについて話しましょう。5文型で使う品詞には、副詞がないことに気づきましたか?
ほら、副詞がありませんね。では副詞は使えないのでしょうか。そうではありません。
文型はこのようにコップに入れるような感じだったのでしたね。つまり、このコップに副詞単独で、または2語以上集まって副詞の役割になるものを入れることはできないということです。
しかし、ここに矢印が書いてありますね。副詞はコップには入れませんが、コップの外になら置くとこができるのです。
この場合、文型には関係がないので(カッコ) に入れて置くと見やすくなります。
☆頻度の副詞
頻度の副詞はalways「いつも」、often「しばしば」、sometimes「ときどき」などがあります。今度はこれらの語順を習いましょう。頻度の副詞には2種類の置き方があります。
1つ目です。be動詞の場合はbe動詞の後ろに置かれます。ちなみにこれは第2文型でしたね。
2つ目です。be動詞以外の一般動詞の場合は一般動詞の前に置かれます。これはnotが置かれる位置であると覚えましょう。
☆文型
☆第2文型
ex. He is sometimes kind. → He is (sometims) kind. 「彼はときどき親切だ」
be動詞なので頻度の副詞は後ろに置かれます。かつ、文型に関係がないのでカッコにいれましょう。
つまり、合わせるとこのようになります。この「副詞」(黄色)を抜かして、第2文型が見えるようになりましょう。
☆第3文型
ex. I always use this pen. → I (always) use this pen. 「私はいつもこのペンを使います。」
一般動詞なので頻度の副詞は一般動詞の前に置かれます。かつ、文型に関係がないのでカッコにいれましょう。
また、2語以上で名詞の役割になれるものは名詞の箇所に入れることができるのでしたね。「形容詞」「名詞」のカタマリで名詞の役割をしているのです。
thisは「形容詞」、penは「名詞」。合わせると名詞になる。
つまり、合わせるとこのようになります。この「副詞」(黄色)を抜かして、第3文型が見えるようになりましょう。
☆第5文型
ex. I sometimes call the cute dog Ann. → I (sometimes)call the cute dog Ann. 「私はときどきそのかわいい犬をアンと呼ぶ」
2語以上で名詞の役割になれるものは名詞の箇所に入れることができるのでしたね。「冠詞」「形容詞」「名詞」のカタマリで名詞の役割をしているのです。
また、一般動詞なので頻度の副詞は一般動詞の前に置かれます。かつ、文型に関係がないのでカッコにいれましょう。
theは「冠詞」、cuteは「形容詞」、dogは「名詞」。合わせて名詞。
つまり、合わせるとこのようになります。この「副詞」(黄色)を抜かして、第5文型が見えるようになりましょう。
今日はここまでです。ちゃんと復習をしましょう。