英語の品詞感覚を養う記事シリーズ。
☆勉強法
できれば、ノートを取りましょう。色分けした文と白文を用意してください。復習するときは、白文を見て何も見ずに自分で色を付けられるようになるまでしましょう。
☆復習
品詞の4種類は言えますか?
第5文型の種類は全部言えますか?
第5文型を品詞で表したときの並び順を全部言えますか?
第2、3文型の判別法を言えますか?
第4、5文型の判別法を言えますか?
出来ない場合は前の記事に戻って復習しましょう
☆形容詞
これは第3文型でしたね。ちょっと勘違いしないでほしいのは、この図だけを見ると
「3単語だけしか使えないのかな」と思ったりしませんか?そんなことはありませんよ。もっとわかりやすい図にすると
こんな感じで「S」のコップに最低限「名詞」を入れてねという感じです。
最低限なので、というか名詞だけで入ることは稀です。ほとんどの名詞は形容詞と共に入ります。
こんな感じ。もちろん、Sのところも入れることができる。このときの並び順は、
英語では「形容詞」「名詞」の語順で並べます。これは日本語と同じですね。
Black cats 「黒いネコ」
「黒いネコ」を使って英文を作ってみました。
こんな感じです。
☆句
ここで「句」という概念をやりましょう。句とは、2つ以上の単語がまとまって、1の品詞の役割をするものです。(※節との違いは今後やります。)何を言っているかわからないと思うので、これは少しずつ慣れていきましょう。
上の文の「black cats」の部分を見ましょう。これは2つ以上の単語「black」と「cats」がまとまっていますね。そして、これは名詞の役割をします。つまり、black catsは名詞句といいます。名詞句を簡単に言えば、カタマリで名詞になるものってことです。形容詞+名詞は合体して、名詞の役割をしますよってこと。
だから、上の文は正確にはこんな感覚で捉えてほしい。
I like black cats → I like black cats
左より右の感覚で捉えるということです。でも左に瞬時に分けれるようにはしといてほしい。
最初の話題に戻ると、3語だけしか使えないというわけではないのです。たくさんの単語がまとまって別の1つの品詞になるので、もっと多くの単語が使えるのです。
文型の図は1単語だけが入るという意味ではなく、例えば名詞なら、まとまって名詞の役割をしてれば、入っていいよという意味を表しています。だから1語でも、2語でも、3語でもまとまって名詞の役割をするなら入れていいよって意味です。
これからたくさんやるので慣れていきましょう。
☆文型
いままでの話をまとめてみましょう
☆第1文型
ex. He ran. 「彼は走った」
The man ran. → The man ran. 「その男は走った」
名詞の部分には「名詞」単体か、2語以上で「名詞」になるものが入るのでしたね。
Heなどの代名詞は「名詞」の仲間になります。また、Theなどの冠詞は「形容詞」の仲間になります。
「the」は「形容詞」で、「man」は名詞です。合わせて「名詞」になります。
つまり、まとめるとこのようになります。
☆第2文型
ex. They are cool. 「彼らはかっこいい」
The man is cool. → The man is cool.「その男はかっこいい」
Theは「形容詞」で、manは「名詞」。そして合わせると「名詞」になる。
つまり、まとめるとこのようになります。
ex.The man is a student. → The man is a student. 「その男は生徒です」
名詞の部分には「名詞」単体か、2語以上で「名詞」になるものが入るのでしたね。
aなどの冠詞の「形容詞」の仲間になります。
Theは「形容詞」で、manは「名詞」。そして合わせると「名詞」になる。aは「形容詞」でstudentは「名詞」。そして合わせると「名詞」になる。
つまり、まとめるとこのようになります。
☆第3文型
ex.The man likes English. → The man likes English.
「その男は英語が好きです」
名詞の部分には「名詞」単体か、2語以上で「名詞」になるものが入るのでしたね。
Theは「形容詞」で、manは「名詞」。そして合わせると「名詞」になる。
つまり、まとめるとこのようになります。
☆第4文型
ex.The man gave his friend two books. → The man gave his friend two books. 「その男は彼の友だちに2冊の本をあげました」
twoなどの数詞は形容詞にもなります。
Theは「形容詞」で、manは「名詞」。そして合わせると「名詞」になる。
hisは「形容詞」で、friendは「名詞」。そして合わせると「名詞」になる。
twoは「形容詞」で、booksは「名詞」。そして合わせると「名詞」になる。
つまり、まとめるとこのようになります。
☆第5文型
ex. The news made him happy. → The news made him happy. 「そのニュースは彼を幸せにした」
名詞の部分には「名詞」単体か、2語以上で「名詞」になるものが入るのでしたね。
Theは「形容詞」で、newsは「名詞」。そして合わせると「名詞」になる。
つまり、まとめるとこのようになります。
ex. The man calls the cat Tom. → The man calls the cat Tom. 「その男はそのネコをトムと呼ぶ」
名詞の部分には「名詞」単体か、2語以上で「名詞」になるものが入るのでしたね。
Theは「形容詞」で、manは「名詞」。そして合わせると「名詞」になる。
Theは「形容詞」で、catは「名詞」。そして合わせると「名詞」になる。
つまり、まとめるとこのようになります。
ちょっとずつ慣れていきましょうね。
では今日はここまで。ちゃんと復習してくださいね。では次回!