世界史チャレンジ。大学受験や教養、旅行の前になど。毎日少しずつ知っていこう。
世界史の勉強はいきなり細かく全てを覚えていくというより、油絵のように付け足していくほうがいい。最初は、幹になるような大きな流れを覚えてそこから細かな枝を付け足していくイメージだ。
この記事では、世界史の勉強の一番最初大きくて大雑把な３パーセントの流れを説明する。この流れを軸にして、勉強に活かしてくれると幸いである。
プラス、地図で場所の名前を覚えておくと今後の勉強に役に立つ。
人類のはじまり
人類の起源はアフリカから始まったとされる。ここから世界各地へ飛び散っていく。
今と違ってスマホも飛行機もありませんから、世界は繋がった状態とはいえません。バラバラなのです。世界が一体となっていったのは、大航海時代ですので、その時代まで、地域ごとにどのような歴史を辿ったのか見ていきます。
オリエント
この赤で囲まれたところがオリエントです。
人は水がないと生きていけません。そのため川の近くに人が集まっていきます。すると村ができ、町ができ、都市ができます。文明が生まれるのです。
メソポタミア
メソポタミアは、ティグリス・ユーフラテス川の間で栄えました。周りが開放的なので、さまざまな民族が攻めてきます。シュメール人→アカッド人→アムル人→ミタンニという順に変遷していきました。アムル人のときには有名なハンムラビ法典が作られました。また、六十進法や１週７日制ができたのもメソポタミアだといわれています。
エジプト
エジプトはナイル川がもたらす豊富な栄養のおかげで発展しました。そこでできた村はやがて王であるファラオによって統治されます。古王国のときにはピラミッドができました。そして、中王国、新王国と続きます。また、当時死からの復活を信じていたので、ミイラを作りました。さらに、十進法、太陽暦なども発明していったのです。
地中海東岸の民族
地中海東岸の地域は交易に最適なので、ヒッタイトやエジプトが狙っていました。しかし、海の民の侵入により、大きな勢力は力を落とします。その結果、もともとそこに住んでいた、アラム人、フェニキア人、ヘブライ人が活動していきます。
古代オリエント世界の統一
オリエント地域を最初に統一したのはアッシリアでした。しかし、統治がうまくいかず滅亡します。その後、４つの大国が生まれました。メディア、リディア、新バビロニア、サイス朝エジプトです。
そして、その４つを征服しオリエントを再統一したのがアケメネス朝ペルシアです。全盛期の王様、ダレイオス１世は、サトラップ、王の目、王の耳を使いとてもうまく統治をしました。
ギリシア
古代ギリシアは、ギリシア人が侵入する前にエーゲ文明が栄えていました。その後、ギリシア人が侵入し、ポリスが形成されました。また、彼らは交易のためにさまざまなところに植民市を作っていきました。
有名なポリスはアテネとスパルタです。アテネでは貴族政治から民主政治に変わっていきます。
東からアケメネス朝ペルシアが攻めてきます。このペルシア戦争に勝利したギリシア人たちは、アテネを中心にデロス同盟を作りました。しかし、アテネを嫌っていたスパルタはペロポネソス同盟を作り対抗します。スパルタが勝ち、ギリシアの覇権を握りますが、すぐにテーベに負けてしまいました。
ヘレニズム時代
マケドニアのフィリッポス２世が内乱だったギリシアをまとめました。その子のアレクサンドロス大王は東方遠征を行い、アケメネス朝ペルシアを破り、ギリシア世界とオリエント世界をまとめたのです。すると、文化も融合していき、ヘレニズム文化ができていきました。
世界最古の文明はメソポタミア文明です。少し後に、エジプト文明ができます。ピラミッドが有名ですね。
この後、この地域が統一されていきました。土地があれば、農作物を育てることもできますし、人がいれば税金も取ることができますからね。人の争いの歴史はもう始まっていったのです。
最初に、オリエントを統一したのは、アッシリアでした。しかし、武力で統治したため、反乱が多くすぐに滅びてしまいます。次に統一したのがアケメネス朝ペルシアです。
