準備運動が大事。
英語を速読する場合には、スラッシュリーディングが良い、長文を読むときにはスラッシュリーディングをしろなどと言われたり、書いてあったりしてなんとなく始めている人は居ないですか。
最近の学校ではスラッシュが打っていたり、先生が打ってくれたりとスラッシュリーディングが広がっているのはいいことだと思っているのですが、
実は、どうしてそこにスラッシュが引かれるかわからない人が結構いたりします。なんとなくで引いたり、感覚で引いたり、
その感覚が正しければいいのですが、正しくないとスラッシュリーディングがただの欠点になってしまいます。
スラッシュを入れる位置には明確なルールは基本的にはないのですが、意味の切れ目で入れないと読みにくくなってしまいます。
The / fat / cat / with / long / hair / ate / the / pie / that / I /baked / yesterday /
quickly / this / morning / because / he / got / up / late.
ex. The fat cat / with long hair / ate the pie / that I baked yesterday / quickly /
this morning / because he got up late.
「その太った猫が / 長い毛を持った / パイを食べた / 私が昨日焼いた /
早く / 今朝 / 遅く起きたから /」
上より下のスラッシュを入れた文のほうが読みやすいと思います。それは、意味の区切りでスラッシュが入っているからです。
この意味の区切りでスラッシュを入れるには、英文法の知識が不可欠です。これが曖昧だと意味の区切れがわからないので、変な箇所でスラッシュを入れてしまいます。
The fat cat with long hair ate the pie that I baked yesterday quickly
this morning because he got up late.
この文にスラッシュを入れるには、
The fat cat with と来て、withは前置詞だから後ろに後置修飾が来ていると判断、ここが意味の区切り
The fat cat / with long hair ate the pie
動詞のateが来たので、ここまではwithの範囲で意味の区切れ
The fat cat / with long hair / ate the pie / that I baked
that I bakedで that S Vなのでthe pieに掛かっている関係代名詞なので、意味の区切り、
The fat cat / with long hair / ate the pie / that I baked yesterday / quickly /
this morning /
文型が完成しているので副詞が続く。
The fat cat / with long hair / ate the pie / that I baked yesterday / quickly /
this morning / because he got up late.
becauseなので副詞節が始まり、意味の区切れ
このような手順でスラッシュを引いていきます。英文法の知識がないとスラッシュが打てないとわかってもらえたのではないでしょうか。
そのため、スラッシュリーディングを始める前に、英文法の基礎がある程度整っているかを確認してください。
英文法の基礎が出来ているなら、後は練習あるのみです。
こちらの記事をご活用ください。