秘伝の現代文読解マニュアル

現代文は復習が大切です。そのときに、どう考えればよかったのかを振り返るときにこの記事を参考にしてください。

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使い方

  現代文を復習するときに参考にしてください。問題を読むときに、どの考え方をしていれば、気付いていれば読めていたのか、解けていたのかを確認してください。

 

 基本的にはこれらのアプローチを1つだけでなく、組み合わせることで問題は解くことができます。

 

 復習するときには、必ず考え方を言語化するようにしてください。人はすぐ忘れます。文字にして残さないとどのようにして間違ったかも忘れてしまうのです。するとまた同じ間違いをしてしまいます。よって、問題を解いても経験値が上がらないので、伸びていきません。必ず、言語化しましょう。すると少しずつ経験値が残っていきます。

読解のツール

1、言い換え

  ・抽象 → 具体 → 抽象

  ・比喩や引用 → 抽象

  ・繰り返させる内容は注目する

 

2、対比、逆接

  ・プラス、マイナスをチェック

  ・対比の中にも対比がある

  ・対比を見つけたらどちら側か確認

  ・共通点と相違点を把握

 

3、因果関係

  ・因果関係が正しいか確認する

  ・選択肢の因果関係はチェック

 

4、並列

  ・「、」「連用形」「て」に注意

  ・何と何を並列しているのか考える

 

5、指示語

  ・指示語の中身は曖昧にしない

  ・傍線部付近の指示語はすべてチェックする

  ・幅広い指示語 → まとめ

  ・指示語は2回以上辿ることがある

 

6.主張(全体構造)

  ・文章を読むときは、主張を見つける

  ・意味段落を把握しながら読む

  ・論 → 例

  ・わからないことは後ろに説明が来る

  ・問題提起を見つけたら答えを探す

 

7、接続語

  ・論理関係を見つける目印

 

8、文脈

  ・前後の関係から単語の意味は決まる

  ・辞書的な意味も設問では出る

 

9、語彙

  ・語彙力は常に磨きをかける

 

10、レトリック

  ・AではなくB

  ・譲歩

  ・定義

  ・比較

 

解答ツール

1、本文に根拠

  ・本文に書いてあるかを必ず確認する

 

2、設問を確認

  ・何を問われているかを確認する

 

3、傍線部を見る

  ・傍線部を分解して言い換えてあるのが答え

  ・助動詞などにも注意して把握する

 

4、主語、述語を把握

  ・長い文は、主語と述語を把握する

  ・傍線部の主語、述語を確認する

 

5、一文を見る

  ・傍線部が引いてある箇所の一文全部を確認する

 

6、前後を見る

  ・前と後ろを確認していく

  ・片方だけでなく、前後の両方からヒントを探す

 

7、キーワードを他から探す

  ・傍線部や設問からキーワードを他の箇所から探す

 

8、段落から探す

  ・前後にない場合は、傍線部がある段落まで範囲を広げていく

 

9、意味段落まで探す

  ・意味段落まで読まないと解けない場合がある

  ・文がわからない場合は、後ろに説明があることがあるので、後ろを読んでいく

 

10、消去法

  ・基本は積極法で勉強する

  ・内容一致は消去法

  ・選択肢は、部分に分けてマルバツをしている

 

☆たとえば

 この問題は、一文を読んで、前後からヒントを探す。すると、そこには抽象具体のサインがあったので、そこがヒントになりそう。前の文を見ると、指示語があったので、そこを辿る。すると答えがわかった。

 

 このように、読解のツールと解答のツールを組み合わせることでほとんどの問題には対応できる。

 

まとめ

 これらのどのアプローチを使えば読解、解答できたのかを確認していきましょう。また、大まかにわけてだけなので、自分なりのがあった場合は、追加していきましょう。丁寧に復習していけば伸びる教科なので頑張ってください。