何をしたらいいか解説。
まずは、これを読む前に過去問を解いたことがない人は解くように。学年に関係なく、また実力に関係なくてもね。どういった問題が出るのか肌で感じてからでないとたぶん十分に刺さらないから。解いてから読んでね。
1、大きな傾向
時間は60分。長文が2題で、会話が1題。この傾向はだいぶ変わっていない。3教科で300点満点中100点の配点になっている。GMARCHでは英語の配点が高く設定されているところが多い中バランスの良い配点になっている。また、英語の問題も徐々に簡単になっていっているので、最低8割を目指そう。
大問1
600~700語くらいの長文が1題。設問は、空欄補充、内容一致、タイトル当てなどさまざまな形式がある。空所補充には記述もあるので注意したい。単語を変形させる問題なので、派生語も書けるようにしなくてはならない。
大問2
英文は大問1より長いことが多い。設問は、英文で書かれた設問の内容一致問題。
大問3
少し長い会話文になっている。設問は、脱文挿入タイプ。難しいのは、選択肢の数と空欄の数が一致していないこと。
2、対策
大問1
マクロ的な解き方は、2よりも精読を心がけること。文章に満遍なくヒントが隠れているので、読み飛ばしたり、軽く読むと間違える可能性もある。
ミクロ的な解き方は、論理展開をしっかり把握すること。特に、この文がヒントになるのだろうというポイントは結構わかりやすい。復習するときに、ヒントとなる文に線を引いてみると見えてくると思う。具体抽象の関係や逆接のところが多く出題されている。
また、設問についてもしっかりと精読することを心がけよう。あと、注意。難しい大学にありがちなんだけど、最初の問題が難しくて取れないことはよくある。そこで考えすぎず捨てること。読んでくと答えが後で出てくることもあるし。抽象→具体→抽象。
プラス。1つ以上は難しい設問が出る。難しいというのは、選択肢を切るのが難しいということ。2つのバツ(これは読めればすぐわかる)と1つの△(ちょい切るのが難しい)と1つの○の選択肢になっている。解くときは、バツはすぐに切れるから、残りの2つの選択肢を△と○に分けることが大事。ここで設問だけを見ずに必ず本文に立ち戻ること。前後の関係や指示語、単語の意味など見落としていないか確認することを忘れずに。選択肢だけを見続けると正しいと思い込んじゃうからね。注意。
派生語についてはこっちで詳しく。
タイトル当てについて。これは、主題や抽象を抜き出せるかということがポイントとなる。具体例はスパッと切ること。たとえば、話全体が世界の自然破壊の話をしているのに、タイトルでブラジルの~なんてあったらバツ。一部しか伝えていなのはバツだからね。選択肢を見るとそこまで難しいのは出ないので取りたい。
大問2
大問2は1よりさくっと読めることが多く、緩急をつけて読むことをオススメする。しかし、実験の内容など、どうしてこうなったのかなど、論理関係、因果関係はきっちり追わないと問題は解けないので注意。その部分は内容を理解して読むように。
ほとんどの選択肢は、難しくなく軽く読んでもわかるものが多くなった。昔は、△の選択肢が多かったが、今は、簡単。なんとなく読んでもわかるものが多い。解答として出る場所は、文頭、文末、ディスコースマーカやキーワードがあるところにヒントがある場合が多い。ここは落としてはいけない。
問題なのは、書いてないけど、内容的にはこうだろうというものが答えになる場合。簡単なもの多いけど、△の選択肢もある。また、1段落をしっかり、精読しないと解けないことがある。落ち着いて読んで理解していこう。また、選択肢の1部だけ間違っているパターンも注意。
大問3
会話問題は苦手な人がいるかもしれないが、評論の長文と解き方はあまり変わらない。しっかり、論理関係を追っているかがキーワードになる。たとえば、意見には理由が必要とかね。また、選択肢にもヒントがしっかりあるので、そこに気付けるかも大事。指示語や比較はとくに気をつけること。
あと、代名詞とかね。あとね、立場をしっかり意識することが大事。Aさんはこういう考え、Bさんはこういう考え。すると選択肢を見るとAさんBさんどっちに入るかすぐわかるから。
あとあと、シチュエーションをイメージすることも大切。
空欄の数と設問の数が一致しないのはたしかに難しいかもしれないけど、しっかりと取れるところ。確実に満点を狙いたい。60分しか時間がないので、会話問題をどれだけ速く終わらせるかがキーになる。
オススメ参考書
ここでは一応オススメを紹介するが、すべての人に当てはまるものではない。必ず、自分に合うか確認してください。別にこの参考書を使わないと受からないわけではありません。能力が身に付くのであれば、どんな参考書を使ってもらっても構わないと思っています。
単語
単語は一般的な大学受験のもので良い。2000語レベルのものを1冊しっかりと仕上げること。すべての訳を1秒以内に言えるようにすること。また、派生語の書き取りの問題も出るので、派生語は覚えて書けるようにしたい。派生語は、接尾語の知識があると覚えやすいので調べてみてください。
基本的に1冊でよいが、中学レベルがあやしい場合は、そちらを最初にしましょう。ターゲットもシスタンも中学レベルがあるのでそれをしたらいいと思う。
また、難関校は単語帳を2冊する人もいるがそれはいらない。難しい単語は少しだけ出てくるが、そこは読めなくても解ける問題になっている。長文や過去問の演習中に出てきた知らない単語をまとめて覚えるくらいで問題はない。
熟語
熟語に関してはしっかりとやったほうがいいし、どんよくに知識を増やしていったほうがいい。1000語はほしい。速熟が1000語くらいあるのでそれがオススメ。
また、苦手な人は、こちらがオススメ。
文法
文法に関しては、しっかり網羅型の理解用と演習用参考書が1冊は必要。文法の単独の問題は出題されていないが、長文の設問では、文法の知識がないと解けない問題は出るので、ちゃんと勉強しよう。ポイントは、1文を訳せる文法力を身に付ける。センターレベルの文法問題を解く力を付けること。
できるなら総合英語の通読が良い。できないならこちらがオススメ。すべての文は訳せるし、説明できるというレベルにすること。
演習用はこういった4択型の網羅度が高いやつならなんでもよい。
これが出来たら、ランダム問題もやると良い。まあ最悪カットだけど。センターの20年分かこういう参考書。
英文解釈
内容をしっかり理解しないと解けない問題があるので、解釈はちゃんとやっておこう。1文を正確に理解できる力を付けること。ちゃんと抽象化する作業をしないと力付かないからね。気をつけて。
パラグラフリーディング
パラリに関しては、1冊しっかりとやったほうがいい。
長文
長文に関しては少し難しい。確実にこれだけで足りる人と足りない人がいるから。
まずは、中堅私大が8割取れるレベルにしていこう。
The Rulesの1と2。
まぁ、ポラリス1もやったほうがいいかなー。
もし、英語が苦手でしっかりと問題をたくさん解きたいならこちらを先に解くとよい。
これで、日東駒専などの私大中堅で8割取れるか確認してください。そこで取れないなら、復習プラス、ここのレベルを追加していってください。ハイトレとかね。
8割取れるようになったら、こちら。
ここまでやれば、あとは過去問で良いと思う。もちろん、解くだけじゃなくて完璧にしたらね。
プラスで英語を得点源にしたいなら。
あと、ちゃんと意識してほしいのは、英語長文は現代文だということ。だから現代文の知識がないとやっぱり解けない。読解のポイントを書いた記事があるのでこちらも参考にしてください。
会話文
会話文の問題に関しては、特段参考書をプラスする必要はないと思っています。過去問で十分かなと。会話特有の表現は、文法の4択の問題集に載ってるので十分。
速読
速読に関してはつけないといけない。分量が多く、時間も60分しかないので。だから、速熟や解き終わった長文でシャドーイングする練習を欠かしてはいけない。速読は一長一短で付くものではないので。また、速読するためには、前から読まないといけない。前から読むためには、スラッシュリーディングが役に立つ。そのための記事があるので参考にしてください。
時事
受験一見関係ない知識を普段から見ることは実は良いこと。知識がつながったり、思いがけない発見があるから。だから、ニュースくらいは見といたほうが良い。こちらは英語のニュース。そこまで難しくないのでチャレンジしてほしい。また、時事系の単語も入試ではよく出るので知らない単語はメモしておくと良いよ。
プラス
過去問は解いたら必ず復習して分析してみてね。そこで弱点がわかって、それを埋めていき、また過去問。こんなサイクルを繰り返して、点数が上がっていく。ここの分析が甘いといつまでも上がらないよ。曖昧な分析は良くないし、しっかり次はどうすればよいのか対策を考えること。
たとえば、ケアレスミスが多いからケアレスミスをしないように意識するみたいな対策立てないでね。そんなんで変わんないから。大事なのは、行動を変えること。やり方を変えること。
まとめ
参考になればと幸いです。量とやることを間違えなければ英語は大丈夫。あとは、社会をしっかりやること。あー、国語が問題ね。国語は難しい。全体とのバランスを見極めて、合格を勝ち取ってください。
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