【ワンポイント英文法】時制の一致

文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。

 

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解説1 時制の一致

 時制の一致とは、主節と従属節の動詞の時制を一致させることです。

 

解説2 考え

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 ex. I think he is tired. 「彼は疲れていると思う」

 

  「私は思う」のと「彼は疲れている」はどちらも現在の話なので現在形にする。そしてこの文を過去形にすると、

 

 ex. I thought he was tired. 「彼は疲れていると思った」

 

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「私が思った」のと「彼は疲れていた」はどちらも過去の話なので過去形にする。

 

解説3 ズレ

 ex. I know that he was busy. 「私は彼が忙しかったと知っている」

 

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 「彼が忙しかった」のは過去の話、「私が知っている」のは現在の話。2つの事柄は同時点ではないのでズレて表現する必要がある。

 

 そして、この文を過去にズラすと、

 

 I knew that he had been busy. 「私は彼が忙しかったと知っていた」

 

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 過去の前のことを表すには、had Vppを使い大過去にする。

 

解説4 未来

 ex. I think he will be late. 「彼が遅れるだろうと私は思った」

 

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 「私が思う」のは現在のこと。「彼が遅れる」のは未来のこと。この文を過去にすると

 

 I thought he would be late. 「彼が遅れるだろうと私は思った」

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 過去の視点から見た未来は助動詞のwouldを使う。

 

解説5 助動詞

 ex.I tell him that I can pass the exam   「私は試験に合格できると彼に言っている」

 

  この文を過去にすると

 

 ex.I told him that I could pass the exam 「私は試験に合格できると彼に言った」

 

  canは時制の一致により、couldになる。時制の一致では助動詞は過去形にする。

  

 will → would can → could may → might have to → had to

 

  過去形がない助動詞は変わらない

 

  must need should ought to had better used to など

 

解説6 未来2

 ex. He said he would go to London the next year.

  「彼はその翌年にロンドンに行くと言った」

 

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 ex. He said he will go to London next year.

  「彼は来年ロンドンに行くと言った」

 

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 過去の時点から見た未来のことが、現在から見ても未来のことであれば、wouldではなくwillを用いることができる。

 

解説7 例外

 ex.I learned that the earth is round 「私は地球が丸いと学んだ」

 

  不変の真理、ことわざのときは時制の一致はしない。

 

 他にも、

 歴史上の事実は過去形

 習慣、性質は現在形 などがある。

 

 また、直接話法のときは、時制の一致は関係はない。間接話法は、時制の一致が起こる。

 

覚えるポイント

1、時制の一致とは

 

2、どんなパターンがあるか

 

3、例外は?