【教養のための世界史】 ルネサンス

今日の勉強はルネサンス基本はイタリアなんですね。ルネッサーンスは髭男爵。勉強したら語れますね。

世界史チャレンジ。大学受験や教養、旅行の前になど。毎日少しずつ知っていこう。

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あらすじ

教会の権威が揺らぎ、不信感を抱きます。そこで人々はキリスト教ではない昔のギリシア、ローマの研究が盛んになりました。この文芸復興をルネサンスといいます。14世紀にイタリアで始まり、15世紀以降、西ヨーロッパ各国に広まりました

 

地図

 

 

ルネサンス

  ルネサンスは日本語で文芸復興という意味で、14世紀にイタリアで始まります。そして、15世紀以降、西ヨーロッパ各国に広まりました。

 

 14世紀は、十字軍が完全に失敗し、教会の権威が揺らいだ時代でした。また、実際に外の世界を見て、教会の言っていることに不信感を募らせていったのです。

 

 そこで、教会中心の価値観をやめ、個人を重んじる人間中心の価値観へ移ろうとしました。

 

 この基本精神をヒューマニズム(人文主義)といいます。そして、このヒューマニズムという考え方を持つ人をヒューマニストといいます。

 

 しかし、彼らはキリスト教の世界が始まって、1000年以上経っているので、人間らしさがわかりません。そこで、ギリシア、ローマの古典研究が盛んに進みました。

 

 当時、オスマン帝国ビザンツ帝国を圧迫していました。その結果、帝国内のギリシア文化の知識人、学者がイタリアへ亡命します。

 

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 また、イタリアは、都市が乱立していました。その都市は商業活動で儲けていたのでお金持ちがいました。その1つがフィレンツェの大富豪メディチ家です。彼らが文化活動のスポンサーになりました。さらに、教皇レオ10世ルネサンス活動を保護します。そのため、イタリアでルネサンスがはじまったのです。

 

 しかし、教皇がスポンサーになったので、教会の批判、お金持ち批判はできません。これがイタリア=ルネサンスの限界点の1つでした。個人の能力が発揮されるだけでした。この後、西ヨーロッパの各地にルネサンスの精神が広がっていきます。すると、教会批判の動きが出てくるようになりました。

 

イタリア=ルネサンス

文学

 ダンテ・・・『神曲』/ 地元の人のためにトスカナ語で書いた / 

 

 ペトラルカ・・・ 『叙情詩集』

 

 ボッカチオ・・・『デカメロン』/ ペスト

 

 政治学

 マキャヴェリ・・・『君主論』/ イタリア統一の必要性

 

美術

 ジョット・・・ルネサンス絵画の先駆者

 

 ボッティチェリ・・・『ヴィーナスの誕生』『春』

 

 ミケランジェロ・・・『最後の審判』『天地創造』システィナ礼拝堂

                                        『ダヴィデ像』

 

 レオナルド=ダ=ヴィンチ・・・『最後の晩餐』『モナ=リザ』

 

ラファエロ・・・多くの聖母子像を描いた『アテネの学堂』

 

建築

 サン=ピエトロ大聖堂・・・ ブラマンテ / 贖宥状

 

 サンタ=マリア大聖堂・・・フィレンツェ / ブルネレスキ

 

北方ルネサンス 

ネーデルラント

 エラスムス・・・『愚神礼賛』/ 宗教改革につながる

 

 ファン=アイク兄弟・・・油絵の技法の改良

 

 ブリューゲル・・・『農民の踊り』/ 当時の様子がわかる

 

ドイツ

 デューラー・・・『四人の使徒

 

 ホルバイン・・・『エラスムス像』/ 肖像画で有名 /

 

フランス

 ラブレー・・・『ガルガンチュアとパンタグリュエル物語』

 

 モンテーニュ・・・『エセー』(随想録)

 

スペイン

 セルバンテス・・・『ドン=キホーテ』

 

イギリス

 チョーサー・・・『カンタベリ物語』

 

 トマス=モア・・・『ユートピア

 

 シェークスピア・・・『ハムレット』『リア王』『マクベス』『オセロー』四大悲劇

 

三大発明 (改良)

 火薬・・・鉄砲の発明

 

 羅針盤・・・遠洋航海術を大きく前進させる

 

 活版印刷・・・活字を組み合わせて原版を作る印刷術 / グーテンベルク

 

 天文学

 天動説・・・地球中心説 / 中世キリスト教世界で支持される

 

 地動説・・・太陽中心説

 

 コペルニクス・・・ポーランド / 地動説 / 『天球回転論』

 

 ガリレイ・・・地動説 /