【ワンポイント英文法】there is構文の基礎

文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。

 

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入門編はこちらから。

解説1 there 自動詞

 ex. There once lived a very wise man in Greece. 「かつて、非常に賢い人がギリシアに住んでいた」

 

 be動詞の代わりに、自動詞を使うこともできます。come、arrive、happen、live、exist、appear、seemなど「存在」「出現」「移動」を表す動詞が使われる。

 

解説2 助動詞 

 ex. There used to be a garden in our yard. 「私の家の庭には昔菜園があった」

 

 助動詞を使う場合は、be動詞の前に置かれる。used toがよく使われるので覚えてしまおう。

 

解説3 SV関係

 ex. There's a train coming. 「電車が来るよ」

 

 主語の後ろに「現在分詞(Ving)」、「過去分詞(Vpp)」、「to不定詞」、「形容詞」が来ることがある。そのときにこれらと主語の部分には、SV関係ができる。例文の場合、「a train」がS、「coming」がVになる

 

解説4 意味上の主語1

 ex. I don't want there to be a misunderstanding. 「私は誤解があってほしくないと思っている」

 

 「動詞+O+to do」で意味上の主語になることがある。Oとto doはSVの関係がある。例文は「動詞」「O」「to do」の文とthere is構文が合体した文。Oの部分にthereが来ている。to doがto beになっている。

 

解説5 意味上の主語2

 

 ex. It was a shame for there to be a misunderstanging. 「誤解があることは残念だった」

 

 to doの意味上の主語としてthereがくることがある。 例文はfor A to doの部分とthere is構文が合体した文。Aの部分にthereが来ている。to doがto beになっている。

 

解説6 意味上の主語3

 ex. No one would have dreamed of there being such a place. 「そんな所があろうとは誰も思わなかっただろう」

 

 動名詞の意味上の主語としてthereが来ることがある。there is が動名詞になって、there beingになる。thereは副詞だが代名詞の感覚も備わっている。

 

解説7 分詞構文

 ex. As there was no good place to visit, I stayed at the hotel.

  → There being no good place to visit, I stayed at the hotel. 

 「訪れるべき場所がなかったので、私はホテルにとどまった」

 

 分詞構文にする場合は、主節のSともちろん違うのでthereは残す

 

解説8 付加疑問

 ex. There is a cat on the desk, isn't there? 「机にネコいたよね」

 

  付加疑問のときには、「is there、isn't there」にする。例文では、主語の部分は、a catだが、「isn't it」にはしない。

 

解説9 関係代名詞の省略

 ex. There is a store (that) sells what he wants. 「彼がほしいものを売っているお店がある」

 

 「there is」「here is」の主語にあたる部分は関係詞が省略される

 

 ex. That is the only pen (that) there is in this store. 「これが、この店にあるただ1つのペンです」

 

 関係代名詞の後ろがthere isで始まる節が続いている場合は関係詞が省略される

 

覚えるポイント

 1、there 自動詞タイプを覚える

 

 2、助動詞を使うタイプを覚える

 

 3、SV関係になれるタイプを覚える

 

 4、意味上の主語になれるタイプを覚える

 

 5、分詞構文にするときの注意を覚える