文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。
- 解説1 因果関係
- 解説2 前置詞 原因理由
- 解説3 副詞節を導く接続詞 原因理由
- 解説4 原因 → 結果の動詞
- 解説5 結果 → 原因の動詞
- 解説6 結果 to 原因
- 解説7 慣用表現
- 解説8 接続詞
- 解説9 接続詞のように使う副詞
- 覚えるポイント
解説1 因果関係
英文を読解していくときは、因果関係に気をつけよう。ここが問われる可能性が非常に高いし、読むときにここが曖昧だと混乱することがある。原因と結果に矢印を引くのも良いだろう。とにかく注意して読む癖をつけること。
また、内容一致では、言い換え表現に変わることがあるので、それも都度覚えていこう。
解説2 前置詞 原因理由
due to / because of / owing to / on account of / as a result of / on the grounds of「~が原因で」
thanks to 「~のおかげで」
considering 「~を考慮すると」
これらは、原因理由を表す前置詞になります。前置詞ですので、後ろに名詞が来ます。
due to / because of はプラス、マイナスイメージのどちらでも使うことができます。
thanks to はプラスのイメージで使われることが多いですね。
on account of はマイナスイメージで使われます。
at / for / from / of / through / with も意味によっては原因と捉えることができます。また、what with A and B「AやらBやらで」という熟語もマイナスイメージの理由で使われるので覚えておきましょう。
解説3 副詞節を導く接続詞 原因理由
because / as / since / 「~だから、~なので」
considering 「~を考慮すると」
これらは、原因理由を表す接続詞になります。接続詞なので、後ろはSVと文章が続きます。主節の部分が結果になります。単語を覚えるときは、後ろに何が続くかを聞かれるので、品詞を必ず覚えよう。
解説4 原因 → 結果の動詞
lead to / result in / give rise to / be responsible for / trigger / bring about / contribute to / account for
これらはすべて「原因 V 結果」の形になる動詞です。主語に原因が来て、目的語に結果が来ます。読むときは、因果の流れを意識しましょう。また、受動態になると逆になることも注意しましょう。
解説5 結果 → 原因の動詞
result from / come from / arise from / stem from
これらはすべて「結果 V 原因」の形になる動詞です。主語に結果が来て、目的語に原因がきます。解説4の動詞と流れが逆なので注意しましょう。
解説6 結果 to 原因
owe / attribute / ascribe / credit
これらはすべて「V 結果 to 原因」の形になる動詞です。目的語に結果が来て、to ~の部分に原因が来ます。どちらが因果なのかしっかり整理しましょう。解説4、5,6の訳は正確にはそれぞれ違いますが、だいたいは「原因のせいで結果だ」と訳しておけば大丈夫です。
解説7 慣用表現
This is why / The result is that /
これらは。「文(原因). 【表現】(結果)」の形になる表現です。
This is because / The reason is that
一方、これらは「文(結果). 【表現】(原因)」の形になる表現です。
プラス this is ~の表現
This is when ~ 「~するのはこの時だ」
This is how 「このようにして~、これが~する方法だ」
解説8 接続詞
so / and / and then /
これらは、「文(原因) 【接続詞】文(結果)」の形になる表現です。
また、for は「文(結果) 【接続詞】文(原因)」の形になる表現です。盲点になりますので覚えておきましょう。
解説9 接続詞のように使う副詞
therefore / hence / thus / accordingly / thereby / consequently
これらは、「文(原因)【副詞】文(結果)」の形になる表現です。
覚えるポイント
1.それぞれの表現の因果の流れを覚える
2、接続詞か前置詞か副詞かを覚える。
3、言い換え表現を覚える