制限する。
上の記事の続きです。
☆復習
今日は形容詞について話ます。まず復習しましょう。
①第1文型 S V
②第2文型 S V C
③第3文型 S V O
④第4文型 S V O1 O2
⑤第5文型 S V O C
上の形容詞は第5文型で形容詞が入ることができるのはどこだったでしょう。わからない場合は復習しましょう。
①第1文型 S V
②第2文型 S V C
③第3文型 S V O
④第4文型 S V O1 O2
⑤第5文型 S V O C
上のアンダーラインを引いた箇所に形容詞が入ります。さらに、
形容詞はこういう語順で使うことができるのですね。名詞を修飾する形です。つまり、名詞の箇所にも関係してきます。
①第1文型 S V
②第2文型 S V C
③第3文型 S V O
④第4文型 S V O1 O2
⑤第5文型 S V O C
上のアンダーラインを引いた箇所にも関係してくるということです。名詞が入る箇所ですね。今回の話はこの名詞の場所に来るものを学びます。
☆to不定詞の形容詞的用法
電話をする → 電話をする時間 call → to call time → time to call
前回は名詞について話しましたが、今回話すのは形容詞についてです。そして、動詞を形容詞にできるという話からはじめます。
「電話をする」の品詞は「動詞」ですね。では、「電話をする時間」とした場合の「電話をする」の品詞はなんでしょうか。これは、「時間」を説明/制限しているので「電話をする」は形容詞になります。ここがわからない人はきちんと前に戻って復習しましょう。
つまり、「動詞」→「形容詞」に変わりました。これを英語でどう表現するかというと、動詞の前に「to」をつければよいのです。これによって、「動詞」を「形容詞」にすることができます。「call」の場合は「to call」にしてあげればよいのです。
ここで注意してほしいのが、日本語と違って、2語以上で名詞を説明する場合は、基本的に後ろにおいて説明してあげるということです。日本語の場合、形容詞はすべて前に置かれる点と違いますので注意しましょう。よって、「電話をする時間」は「time to call 」となるわけです。
この形はto不定詞の名詞的用法と同じですね。ではどうやって見分けるのでしょう。それは場所になります。名詞の箇所にあれば、名詞的用法です。形容詞の箇所にあれば、形容詞的用法になります。なので、英語の語順感覚は非常に大事になってきます。
to不定詞の形容詞的用法は、SVがないので句になります。そして、形容詞になるので形容詞句です。
☆現在分詞と過去分詞
描いている少女 → やる方 a painting girl 描かれる少女 → やられる方 a painted girl
たとえば、「少女」という名詞があります。そこに「描く」という動詞を使って、説明してみましょう。すると、「描いている少女」と「描かれる少女」のように2種類できると思います。この2つの違いはわかりますか?
「やる方」と「やられる方」に分かれています。少女が描くのか少女以外の人が描くのかということです。少女が主語になるのか目的語になるかということです。
これを英語で表現するときは、「やる方」は「VIng」の形に、「やられる方」には「過去分詞」の形にします。そして、もちろん2語以上で説明する場合は、後ろに置くのでしたね。
絵を描いている少女 → a girl painting a picture
トムによって描かれる少女 → a girl painted by Tom
こちらは、SVがないので句になります。そして、形容詞になるので形容詞句です。
☆関係代名詞
関係代名詞には様々な説明がなされますが、理解できればどんな説明でも最初はいいと個人的には考えます。ですので、今回は1例で説明します。
男の子が本を買った → 男の子が買った本
The boy bought the book → The book (that) the boy bought
上の文を右のように変えたときに、どう変化したかわかりますか。これは文→名詞になっているのがわかりますか。「男の子が買った本」「は」と「は」を繋げることができるので名詞というわけです。
また、「本」の前の「形容詞」が「文」になっているのがわかりますか、つまり、文で形容詞に修飾するのが関係代名詞なのです。
これを英語で表現するとどうなるでしょう。まずは日本語を見ましょう。日本語の「本」という部分が移動しているのがわかりますか。よって、英語もきっと移動すると考えます。
日本語では後ろに来ていますが、英語の場合は、一番前に来ます。そして、移動した単語がもともと目的語の位置にあったので、これを目的格の関係代名詞と呼びます。
また、形容詞と名詞の区切りがわかるように、「that」または、人なら「who」、人以外なら「which」を入れてもいいのです。では次の文はどうでしょう。
男の子が英語を習う → 英語を習う男の子
今習ったことを参考に上の文を変換してみましょう。英語にしてみるとどうなるでしょう。
The boy learns English → The boy (who / that) learns English
変化がないですね。なので、2つのどちらの文の意味になるかがわからなくってしまいます。ですので、意味がわかるために、区切りの単語を必ず入れないといけません。そして、これはもともと主語の位置にあったので、主格の関係代名詞といいます。
また、SVの関係があるので節になります。そして、形容詞になるので形容詞節です。
では、役割になる他の仲間を見ていきましょう。
☆形容詞になる仲間
文法をあまりやってない人は、ここを軽く読んでください。こんな文法が形容詞の仲間になるんだと思ってくれたらいいです。そして、深くやったときに、また戻ってきてくれたらいいです。文法を知ってる人は、復習のつもりで、また抜けてる箇所の確認として読んでいってください。
☆関係詞の省略
This is the book I have wanted to buy これは、私が買いたかった本です。
名詞の後に名詞が来ることはないので、関係詞が省略されているのがわかるので、省略できる。「名詞+S V」と来たら、関係代名詞の省略を疑ってください。
☆前置詞
Ann is a girl with long hair アンは長い髪の女の子です。
「前置詞+名詞」で形容詞の役割になる。つまり名詞の説明をする。形容詞節。
☆前置詞+関係詞
This is the house in which the artist lives これがその芸術家が住んでる家だ
「前置詞+関係詞」で形容詞の役割になる。つまり、名詞の説明をする。読むときは、関係詞にもとの名詞(だいたい前の単語)を入れて、訳す。「これは、家です/家の中で/その芸術家は住んでる」。形容詞節。
☆関係副詞
This is the restaurant where they first met これは、彼らが最初にあったレストランです
関係副詞は、文章で名詞を説明するもの。ですので、文章で形容詞の役割になります。形容詞節。
☆確認
①第1文型 S V ②第2文型 S V C ③第3文型 S V O
④第4文型 S V O1 O2 ⑤第5文型 S V O C
もう一度、今習ったものがどの位置にくるかを確認しましょう。では今回はここまで。