中学生のための英文解釈1

長い文の作り方。

  この記事は中学生のための英文解釈になります。できればノートに英文を書いて自分の手を動かしましょう。パソコン設定でみてください。(※一応パソコン設定でなくてもわかるようにしました)

 

 中学生の英文解釈となっていますが、内容は、長い文の作り方をやります。

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☆基本形

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基本の形

 

 英語の基本の形はこの2つ。どんなに長いと思っていても、だいたいは、この2つに分類することができます。では、どうやって長くなっていくのかを見ていきましょう。

 

 「主語」と「目的語」には、両方とも「名詞」が入ります。つまり、「名詞」の長くなり方を勉強すれば、「主語」も「目的語」も長くできるということですね。ここがわからない場合は、英文法特急を参考にしてください。

 

nicochan0923.hatenablog.com

 

☆形容詞 単語

 

 [    ] →      [    ]

 That boy bought a car   あの少年は / 買った / 車を

 

 [That boy] bought [a car]

 

 [ ]は名詞のサイン(赤色)です。→は動詞のサイン(青)として使っています。では、この文章を少し長くして見ましょう。「あの少年」と「車」をもっと具体的に説明してみましょう。つまり、形容詞を使っていきます。

 

               [  ]      [  ]

    [       ]    →      [      ]

 That cute boy bought a cool car.      あの可愛い少年は / 買った / かっこいい車を

 

 [That cute boy] bought [a cool car]

 

    [<That><cute>boy

 [<a><cool>car]

 

 「あの少年」→ 「あの可愛い少年」に、「車」→「かっこいい車」にしてみました。前の文章よりも長くなりましたね、日本語も同じです。「どんな人なの」「どんなモノなの」と説明する単語が英語でも前に付きます。このように単語を説明する語句が増えるのが、英文が長く見える理由の1つです。<>は形容詞のサイン(緑色)です。

 

☆様態、場所、時間

 

 [    ] →      [    ] (    ) (     ) (      )

 That boy bought a car twice at the store last week.  

   あの少年は / 買った / 車を / 二度 / その店で / 先週

 

   [That boy] bought [a car] (twice) (at the store) (last week).

 

 基本の文の後ろには、「様態」「場所」「時間」を追加できます。「様態」というのは、「動詞」が「どんな感じ」かを説明する言葉だととりあえず思っておいてください。

 

 上の文では、twiceが「様態」、at the storeが「場所」、last weekが「時間」になっています。( )は副詞のサイン(黄色)だと思ってください。

 

 これらの3つは、無くても文章は成り立ちます。文章が成り立つとは、基本形になるということだと考えてください。

 

 ということで、これらの単語をわからない場合は飛ばして読んでも文の大枠は読み取ることができます。

 

 では、この文の「少年」「車」「店」の名詞に単語を足して説明してみましょう。

 

     [   ]                       [ ]       [  ]

 [       ]    →      [      ] (   ) (            ) (     )

 That cute boy bought a cool car twice at the big store last week.

 

 [That cute boy] bought [a cool car] (twice) (at the big store) (last week).

 

    [<That><cute>boy]

 [<a><cool>car]

 (at <the><big> store)

 

 あの可愛い少年は / 買った / かっこいい車を / 二度 / その大きい店で / 先週

 

 すごく長くなったように感じますね。でも結局は、基本の形には変わりないです。英語は「誰が」「どうした」の後に「足りない」部分を追加していくインタビューのような言語なのです。

 

☆前置詞

 次は前置詞というものを使って名詞を長くしてみましょう。前置詞とは、簡単にいってしまえば、「場所や方向、時間の情報を足してくれるもの」と考えてください。前置詞は、前置詞+名詞で1つのカタマリとして扱います。

 

 たとえば、「in」という前置詞は「~の中」という情報を足してくれます。なので「in September」で「9月に(中に)」という意味になります。注意しないといけないのが、これらを使って「名詞」を説明するときは、「後ろ」に置いてあげないといけません。

 

 [    ]      →   [     ]

 The cat scratched a picture.   その猫は / 引っかいた / 写真を

 

    [The cat] scratched [a picture]

 

 では、前置詞を足して、最後に習ったことを全部使って長くしましょう。

 

 [    ] <    >                   [   ] <   >

 [         ]  →  [        ]

 The cat on the table scratched a picture in the box. 

 

    [The cat on the table] scratched [a picture in the box].

 

 [<the>cat <on the table>] <on <the>table>

    [<a>picture <in the box>]  <in <the> box>

    

 

 その猫は<テーブルの上の> / 引っかいた / 絵を<箱の中の>

 

 < >は形容詞のサインで使っています。ではもう1文。

                                   [ ]                                                          [   ]

       [ ]<    >        [  ] <       >

    [           ]    →  [                ] (    )

 The cute cat on the table scratched a blue picture in the red box twice

 

    [   ]

(        ) (     )

in the big room yesterday . 

 

    [The cute cat on the table] scratched [a blue picture in the red box] (twice) (in the big room) (yesterday)

 

 [<the><cute>cat <on the table>]  <on <the>table>

    [<a><blue>picuture <in the red box>]  <in <the><red>box>

  (in <the><big> room)

 

そのかわいい猫は<テーブルの上の> / 引っかいた / 青い写真を<赤い箱の中の> / 二回 / その大きい部屋で / 昨日

 

 とても長い文になりましたね。でも結局は基本形の形になるのです。そのことを覚えておきましょう。

 

 今日はここまでです。ではまた

   

 

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