最強の入門書。英語の土台を作る1冊。
レベル感
入門~私大標準
良いところ
解説が詳しい。英語ができる人が無意識にやっていることが丁寧に言語化されている。その無意識にやっていることが出来ない人にとっては知りたいところ。独学者に優しい1冊。
同じことが何回も出てくる。「はじめに」を読むと本のコンセプトがわかる。英語の基礎を徹底的に叩き込んで、土台を作る入門の1冊になっている。
これをやると句と節の理解力が格段に上がる。文章の選定にそれを感じる。
最初に読むために大事な英文法が載っている。英文解釈は結局文法が出来ないとダメですから、そこをしっかりとやっている1冊です。しかも、日本語の問題から始まっているのがいいですね。
単語の解説が良い。英作文やってますからね。とても良い。
英文には、SVOCがすべて振っており、部分訳まで書いてある。
音声、動画講義がついている。
後ろに索引があり、項目を探しやすい
解説のレイアウトが個人的に好き。
① With more and more ② disposable, packaged good, ・・・
このようになっており、①の箇所で目を留めて考えられましたか、英文を読める人はこの①でこういうことを考えるんです!のようなレイアウトになっている。
イマイチなところ
解説は文章が多いため、あわない人もいるかもしれない。あと、考え方も人によっては合わない場合もある。立ち読みしてから買うか決めよう。
入門というワードにだまされない。きちんと文法をやった人が次に解釈をやるための入門という感じ。
1つの英文にテーマがたくさんある。メインとなるのは1つだが、サブの情報がなかなか大切。これをきちんと整理できない人がいるかもしれない。
少し整理されていない箇所がある。そういう人は、このブログのワンポイント英文解釈の記事と併用すると良い。
勉強法
「学習のしかた」に書かれている通りにする。1回だけでは力にならないから何度もする。長文を読み出してからもたまに復習するとよい。
前にやる本
しっかりとした文法書を仕上げるのがよい。
後にやる本
同じ著者のもう1つの解釈書。こっちのほうが簡単である。
ワンランク上がった解釈書。または、
同じシリーズの長文の入門がいいでしょう。