リスニングの勉強の仕方

リスニングの勉強の仕方を紹介します。

 

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聞こえない理由

 まずリスニングを勉強する前になぜリスニングが聞こえないかを確認しましょう。

 

1、スクリプトを読んでもわからない

 

  まず、文字を読んでもわからなければ、聞こえるはずがない。だから、リスニングをする前にリーディング力を鍛える必要がある。つまり、単語と文法の強化が先決です。

 

2、単語の読み方がわからない

 

  もちろん単語の読み方がわからなければ、聞き取れるはずがない。単語を覚えるときは、必ず「音」と一緒に覚えるようにすること。

 

3、音の変化がわからない

 

  音を覚えたとしても、聞き取れない場合があります。それは、文章になったことで「音が変化する」からです。その変化の種類をある程度知ることで、聞き取りやすくなります。種類は、「リエゾン、リダクション、フラッピング」などがあります。

 

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4、早くてわからない

 

 早くてわからないのは、

 

1、音の変化で「聞こえる音が自分が思っている音と違う」から

2、前から理解できていないから

3、処理速度が遅いから

 

 の2点です。

 

 1は②③で練習すれば解消されます。2,3は、音読やシャドーイング、スラッシュリーディングをすることで改善されるでしょう。また、これらを練習することでリスニングだけでなく、リーディングの力も上がる。

 

 英文は前から流れていきますので、前から理解できるようにしなければいけません。そのためには普段からリーディングを読むときは、最終的に前から理解できるようにしてください。

 

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まずはこの4つの原因のうちどれが自分に当てはまるかをきちんと考えよう。そして、それに合わせて対処すると良いでしょう。

 

練習の前に

 リスニングの勉強をする前にまず英語がスラスラわかるという実感をつけてほしいと思います。できればリスニングの勉強を本格化させる前に1度お試しください。

 

1、短い文章をカンペキに理解する。2,3つの短文で良いです。単語、文法、解釈、そして前から訳せるようにしましょう。

 

2、音声を聞いてカンペキに発音できるようにする。発音、アクセント、速さなどもまねて音声と同じように発音できることを目指してください。

 

3、日本語を見て → 英語で発音する。1日10回を目安に発音します。カンペキに言えた回数が10回です。カンペキとは上記の12を全部意識できてということです。

 

4、これを10日繰り返す。つまり全部で100回発音することになる。

 

これでスラスラわかるというものが実感できると思います。この感覚を忘れないでください。

 

勉強の仕方

 ここでは実際にリスニングの勉強の仕方を解説します。

 

1、問題を解く。

 

2、スクリプトを確認。単語、文法、解釈など

 

3、聞き取れなかった原因を見つける。スクリプトに赤でチェック

 

4、音声と同じように発音できるようにする

 

5、オーバーラッピング 同じようになるまで

 

6、シャドーイング きちんとついていけるまで

 

7、音読 ここはやらなくても良い。

 

 ※あえて回数は書いてません。できるまでやりましょう。

 

オーバーラッピング

 

  オーバーラッピングとは、文を見ながら、音声と同時に発音する練習法です。自分で発音してみることで、頭の中でイメージしている音と実際に聞こえてくる音との違いを気づくことができます。そして、たくさん発音練習することで、その違いをすり合わせていくのです。まず、発音、イントネーション、リズムなどをまねていきましょう。次に意味を理解しながら発音できるようにしていきます。目標は、音声と同じようにスラスラと発音できるようになること。

 

シャドーイング

 

  シャドーイングとは、聞こえた音声をまねしながら、音声に少し遅れて発音する練習法です。オーバーラッピングよりも負荷が高いトレーニングになります。シャドーイングは基本的に本や文章を見ずに行いますが、少し難しいようならば、最初は見て行ってもかまいません。シャドーイングの目標は、文を見ずに流れてくる音声と同じ速さで発音できるようになることです。

 

プラス 音読

  音読は、シャドーイングやオーバーラッピングで練習した文をCDを聞かずに発音していきます。ここでは、内容をイメージしながらスラスラ音読できることを目標に音読していきます。内容をイメージするとは、使っている状況や具体的な絵を頭の中でイメージすることです。

 

 これは、英語を英語で理解するための練習です。英語を英語で理解できるようになれば、英文を早く理解できるようになります。そうすることで、リスニング以外の分野の能力も上がっていきます。

 

 音読の注意としては、1文に対して、30回以上は音読すること。できれば、50回。英語ができるようになりたいなら100回。たくさん音読していたら自然と英文を覚えていたというのが理想です。

 

 体育会系の部活をしている人ならわかると思いますが、1度できるようになっても毎日同じ練習をします。それは、体に馴染ませて瞬発的にできるようにするためです。英語も同じです。これに目を背けず、地道にがんばれた人が上達するのです。

 

練習素材

 とくに決まっていないなら英検の2級を聞き取れることを目標にしましょう。これが基礎ですね。

 

 もし受かりたい試験があるならそれで練習しましょう。TOEICならその音声を使って勉強しましょう。

 

練習素材プラス

 前から理解する練習のために短文で練習したい場合は、ターゲット1900の例文がちょうどいい長さになります。

 

 

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 詳しくはこちらで。

 

また少し長い文を練習する場合は、

 

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 こちらがいいと思います。

 

 

普段の勉強

 もし普段からリスニングの勉強をしたい場合はNHKのラジオをオススメします。自分のレベルにあった番組を聴きましょう。困ったらNHKのラジオですね。それほど優秀。